山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

映像制作ノート2006年

インドのように撮ればいい

朝、「そうだっ!」とがばと起きる。 夢なかばで想起したイメージが、クモの子散らすように逃げていくのをかろうじてつかまえる。イメージは、てのひらのなかで小魚のようにぴちぴちはねている(←これは吉原幸子さんの詩にあった表現)。 そうだっ。インドを…

街に人がいるかいないかその中間か

「深谷市である理由」を書こうと思ったのだが、やめた。昨日の記述を読み直してみても、それがなぜ「作品制作に結びつくような理由」であるのかがわからないから。 深谷市についてもあれやこれやの「思い入れ」「記憶のこびりつき」があるけれど、省略。 そ…

埼玉県熊谷市、行田市、深谷市

バルブ撮影の方はそのようにシコシコとテストしてみるとして、では、夜の街の実写をどこで撮るか。 そう思ったら、なんとなく「熊谷市とか、行田市とか、深谷市とか」というイメージが湧いてきた。 どれも埼玉県北部にある市なのだけれど、それぞれにいくつ…

こんな感じかなぁ(バルブ一回転)

クリスマスツリーに向ってデジカメを一秒露光(ASA64)で一回転させてみました。 こんな感じの画像が連続してチカチカした感じになるのでしょうかね。

バルブ撮影+カメラ一回転

一昨日の「はじめての自家現像」のところで、1本だけ失敗してしまい、それは私の作品のためのカメラテストだったと書いた。 そう、カメラにRT200Nを入れて、夜の街をうろついて1ロールだけ撮ってみたのだ。実写とバルブ撮影を交互におこなって、そのタイミ…

えっ!アナログレコードでリールをつくる?

例によって1日1本から2本ぐらいのペースで、スカパー260chのシネフィルイマジカで海外の短編映画を見ている。 本日見たブラジル映画(2002年/12分)『ホセさんの映画館』というドキュメンタリー映画で、おもしろいシーンがあった。 ホセさんはクズ拾いを生…

はじめての自家現像

はじめて自家現像をやってみた。 記憶が新しいうちに手順や感想などを書いておこう。 ●必要なものをそろえる 昨日、E6現像キットと現像ボトル、ダークバックを買った。このほかにもこまごまと必要なものがある。どれも家にあるか、なければ100円ショップで買…

フジ現像機復旧/しかしその前に自家現像用品は購入

フジ柴崎現像所の現像機は復旧しました。 しかしその前に自家現像に必要なものを揃えてしまったので、日記風に解説。 ●まずは高田馬場で現像液を購入 8ミリフィルムの現像キットは高田馬場にある「近代インターナショナル」という会社で購入できる。通販で…

年内復旧が無理かも→自家現像に手を染めよう

朝、フジカラー柴崎現像所の8ミリ担当部署に電話してみる。返答する声からは、それほど深刻な故障ではないように推測できる。しかし年内の復旧は難しそうだ。 さて困った。 いま、目の前に4本の撮影済みシングル8がある。そしておそらく現像できないでい…

フジ調布現像所のシングル8現像停止中

機械が故障してしまったそうです。先週の水曜日の現像から停止していて、復旧がいつかははっきりしないとのこと。 前回のマグネストライプの時はとりあえず現像してもらって、あとでマグネ処理を受け付けるってことだったから、そもそも「サイレント仕上げ」…

大川戸洋介映画の高揚

本日は8ミリ教室@spaceNEO。 リクエストがあったので大川戸洋介の『夢主人』を、ずいぶん以前に大川戸からいただいたビデオで見る。 何度見てもおもしろい。 一言でいえば「理に落ちないことがこれほどまでおもしろさを感じさせる映画は他にないかも」とい…

高崎で銃撃戦の撮影(撃ち殺される役)

早稲田の学生さんに「エキストラ出演してくれませんか」と言われたので「いいよ」と言ったら…。 「えっ! 高崎で撮影!」 いいよと言った手前、早起きして高崎に向う。 高崎に着いた時点で「スーツを着てきてください」と言うほか、映画の中身は何も知らない…

普通車1台に出演者とスタッフ7人

『散る、アウト。』でもうひとつ思い出したのは「当時はたいてい車が一台しか用意できなくて、それに出演者とスタッフぜんぶを詰め込んで撮影に向っていたもんだなぁ」ということ。 添付画像は『散る、アウト。』のラストシーンだけれど、これも車1台にここ…

『散る、アウト。』をひさびさに見る

私が大学生のときにつくった作品を見たいというリクエストがあったので『散る、アウト。』を授業で上映。 この作品は、とくに衣装を決めてはいなかったので、多数の出演者がみな自前の普段着で出ている。それが長いこと気になっていた。「ん、ダサい」という…

いままでなかったバルブ撮影とは

テスト撮影を始めるまえに、まずは基本的な手法を想定してみる。 やはりバルブ撮影をやりたい。全編がバルブ撮影ではなく、半分ぐらいの割合で。 8ミリでバルブ撮影でダンスと言えば万城目純氏。彼の自在なカメラワークと視線のとりかた、カッティングのリ…

8ミリ最後の作品は『夜と夜をつなぐダンス(仮題)』

ホントに最後の作品にするかは未確定だけれど、そうである意気込みでつくろうと思う。 フィルムはRT200。あまり使ってこなかったけれど、粒子のザラザラを楽しみたい。高感度フィルムだから、夜撮りたい。そして、できればゴヴィンダがダンスするような、力…

インド舞踊の目の動きは8種あり

2つ前の「インド映画は目でダンスする」で、あさはかなことを書いてしまった。 気になっていた、というわけでもないけれど『バラタナティアムを踊る』(マチコ・ラクシュミー著/出帆新社/1997年)を読んでいたら、なんと目の動きは8種あると書かれている。…

巨人のダンスや小人のダンス

たとえばジャイアント馬場が器用にダンスをしたとしたらどうだろう。 これは金が取れますね。 フツーではない体型の人間が、その体型を生かしてダンスをする。これは見たい。きっと楽しい。 ジャイアント馬場さんは、そのポリシーからしてダンスは披露しなか…

インド映画は目でダンスする

添付画像はインド映画『RANGEELA』のミュージカルシーンの1コマ。男優はアミール・カーン、女優はこの映画でスーパースターになったウルミラ(まだあか抜けないけどそれがいい)。ヘンな顔をしているのは、このショット、身体は動かさずに目だけでダンスし…

16mmフィルムのコダクローム40も製造終了

コダックから表題のことが発表されています。 http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/motion/news/nov06/20061128.shtml 前にも書いたけれど、世界的な8ミリ事情から見ると、シングル8の廃絶よりはむしろコダクローム40の終了の方が8ミリ愛好家にとってデカいダメ…

エルモGS1200の修理を試みる

先日の8ミリお稽古教室のときに、GS1200の3号機の巻き取りができなくなってしまった。23日からの「アンダーグラウンドの鉱脈」に使用することになっていたので、ラ・カメラに常置してある2号機を持ってきてもらってなんとか上映をやってもらった。 本日、…

踊る森崎偏陸さん

森崎さんは『プ』の助監督をやってくれた人。 実験映画としては寺山修司『ローラ』で、スクリーンの中に飛び込む人。 その誕生日があったので参加。いやはや狭い部屋に大量の人々がいて、しかもなぜか大半は女性。だれが何関係の人物かよく知れず、しかしそ…

TAMA映画フォーラム@永山公民館ベルブホール

一昨年に8ミリワークショップをおこなった永山公民館にて、TAMA映画フォーラムの映画祭の一企画として8ミリ映画が特集上映された。 フィルムのままで上映されたのは『犬猫』と私の『うずまきの彼方へ』の2本だけだったが、8ミリを素材とすることの多様な…

フィルム文化を存続させる会@アテネフランセ

シンポジウムおこなわれました。 前回の中野ZEROシンポについては批判的意見があったけれど、今回はかなり具体的な部分まで話ができたのではないかと感じた(しかし私、途中、少々気絶してました)。 しかしながら、つい後ろ向きにものごとを考えてしまう私…

『ロビンソンの庭』残響

けっこう言いふらしたことだけれど、私が参加して完成した段階での「決定稿」は、主人公が男だった。 なのでラストの方が異なる。おじいちゃんの幻影など登場してはこない。だからメルヘンチックに月を見上げて、そこにハムザ・エル・ディンの音楽がかかって…

『銀河のどんぶり直し』そろそろ終盤

私の方のモチベーションとは関係なく『銀河のどんぶり直し』は律儀に一日8秒回り続けている。 12月31日で終了にしようかと思ったけれど、大晦日は毎年恒例の宴会で忙しいので、2007年1月1日を迎えてから終了にしようと思う。そこから、カメラ店の棚からシ…

シネヴィス月例上映会に参加

子連れでシネヴィスの月例上映会&懇親会に参加。 シネヴィスとは8ミリ16ミリの専門店。昨年末に相模原市津久井湖町に移転してきて、この春あたりから大きな新店舗(兼自宅)で営業を開始した。それとともに、この夏あたりから、月末の日曜日、持ち込み上映…

ラ・カメラ上映10/28

しまった写真を撮り忘れた。 ということは、上映後の飲みの場が盛り上がっていた(私に写真を撮ろうとするスキを与えなかった)ということになる。 何回も書きますが、多数の差し入れありがとうございました。私は終電の関係で毎回11時で帰りましたが、山田…

ラ・カメラ上映10/27

『スバルの夜』のメインスタッフであった稲葉さんが来ていたので、もはや30年前の銀河画報社のスタート地点についての思い出話がいろいろと聞けた。 あとはいつものようにスチャラカなノリ(だったように思う)。

オウム真理教とボコノン教

ボコノン教とは実在する宗教ではなくて、カート・ヴォネガットのSF小説『猫のゆりかご』(ハヤカワSF文庫)のなかで登場する宗教。教祖ボコノンは「おれの言うことはすべてたわごとだ」と説き、世界の終末にあたって、天に向かってアッカンベーをして死ぬ。 …