山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

インドのように撮ればいい

朝、「そうだっ!」とがばと起きる。
夢なかばで想起したイメージが、クモの子散らすように逃げていくのをかろうじてつかまえる。イメージは、てのひらのなかで小魚のようにぴちぴちはねている(←これは吉原幸子さんの詩にあった表現)。
そうだっ。インドを撮るように撮ればいいんだ。
昨日ぐだぐだ書いたことは、これであっさり決着がつく。
松田政男さんほかの「風景論」じゃないけれど、全世界の、都市の、夜の風景は均質化している。どの街のショットのつぎに、地球の反対側の街のショットがあってもヘンではなかったりするもんだ。その街の記憶は、空気の触感とか、匂いとかで刻印されるから、夜のあかりと闇は共通だろう。熊谷の夜がカルカッタの夜に、バンコクの夜に、グアダラハラの夜につながっている。そんな感触で撮ればいいんだ。
行田、熊谷のフライは、つまりはサモサなんだ。