本日は8ミリ教室@spaceNEO。
リクエストがあったので大川戸洋介の『夢主人』を、ずいぶん以前に大川戸からいただいたビデオで見る。
何度見てもおもしろい。
一言でいえば「理に落ちないことがこれほどまでおもしろさを感じさせる映画は他にないかも」ということ。
ひとつも説明しようとはしていない。ほんと、ひとコマたりとも。その素晴らしさ。ただながめる。猫のように、ただそこにいて、それがすべてのような顔をしている。涼しげな、心地よい風がいつも吹いている。悲しみや情熱は遠景になってにじんでいる。カメラを向けられた人はおどける。あるいは微笑む。もうみんな死んでしまったかのような、不思議な静けさに満ちている。光がやわらかい。