山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

2012-01-01から1年間の記事一覧

いつもの感情のしこり的物件@秩父

何度も記事にしている物件です。 交通標識だけを集めて『夜のてのひらの森』のなかで使っています。 いまつくっている映画作品のなかで、このネタはふたたび顔を出すことになりますが、ホント、いったい何なのか。 「ドラマでなくては表現できないことがある…

独居植物の孤独の影@秩父

さらに秩父市上町の植物物件を紹介。 びっしりと窓ガラス内側に植物が繁茂しているインパクトとはまたちがう物件です。 透明ではない窓ガラス越しに、室内の植物がうっすら見えるというパターン。 連想としては、独居老人がじっとテレビを見ている姿って感じ…

廃屋の窓に植物びっしり@秩父

廃屋です。ここが玄関だったのでしょうけれど、玄関扉の窓ガラスの内側に植物がびっしり繁茂しています。 おお。 思わずパチリ。 そう言えば前にもこういう物件があって、記事アップしたっけなと思い出しました。杉並区で出会った物件でした。 ならばこのテ…

秩父市のあぶないねずみ

このカテゴリはひさびさです。 採集場所は秩父市上町2-2。 どういうわけだか、電柱に描かれています。 落書きにしてはデッサン力もあります。不可解。

秩父市上町3のマルフク看板

秩父でうろうろしてきました。 いくつか採集物があったので、順次アップしていくことにします。 こういう場合、やはり口火を切るのはマルフク看板って感じがします。 なぜだろう? なんか、やはり導入部っぽいんですよね、マルフク看板って。 上町3-7です。 …

ドラクエX (Wii) 提案門広場の教訓

プレイ時間は800時間を越えている。1日6時間も遊んでいるわけだ。なるほど、オンラインゲームが廃人を量産すると言われるわけだ。あまりにも面白いゲーム、というか、ほどよく次から次へと「やること」を投入してくるようなゲームを誰かが開発したら、きっ…

三日月バビロン『ヒューリスティック・ポケット』

演劇の公演はいつも公演終了後に感想を書くことになってしまうジレンマがあったので、それならいっそ次の公演が迫ってきてから書いくことにしようと思う。 というわけで三日月バビロンが7月に上演した『ヒューリスティック・ポケット』の感想。 これまで三…

ほどよき剥落ぐあいの物件

剥落していても、たいていはもとはどんな文字だったのかが推測できるものですが、これはちょっとわからなかった。 近づいていってやっと「ああ、やきとり、ね」と判明。 剥落のぐあいが程よいんでしょうね。 もうちょっと時間が経過すると剥落しすぎになって…

『うろつきズム論ノート』註釈

ラ・カメラ上映、ご来場いただいた方、ありがとうございました。 かなーり画面酔いさせてしまったようで、申し訳ありませんでした。 さて、作品中のナレーションに関して、註釈めいたものを書いておくべきではないかと思ったので、書き記します。 ●「友部正…

『うろつきズム論ノート』制作メモその12

書き出したDVDをとりあえず見て「ま、これでいいでしょ」と思ったので終了。ラ・カメラの音声再生システムで聞いてみて、修正が必要だと感じたらすぐ修正して再度DVD焼きすればいいだけの話だということで。 いろいろな20年前の路地の映像を見ていて「これ、…

『うろつきズム論ノート』制作メモその11

録音をする。 いちばん最後のところでギターをつまびきながらむにゃむにゃと歌おうと決めたので、まず最初にそれをやる。 何度も歌わせてもらっているけれど、湊谷夢吉さんの歌で、今回は山田さんの『青き零年』の最後でも流れる『糸姫』を。 いままで山田さ…

『うろつきズム論ノート』制作メモその10

添付画像が編集作業画面です。 いろいろと悩みながら、さらに切り捨てる作業を続ける。 45分あったものが、あれこれ切って捨てていくうちに現在36分になった。 まあ、こんなもんですかね。おそらくはラストに音楽のつけるとして、そのための「のりしろ」をた…

『うろつきズム論ノート』制作メモその9

いろいろ機材トラブルが相次いだ。 参考になることもあるかもしれないので、いちいち書いておくことにします。 ●miniDVデッキがブランクテープを認識しない。 添付画像のように自分はパナソニックのminiDVデッキを持っています。これもけっこう古いものにな…

『うろつきズム論ノート』制作メモその8

添付画像は8ミリビデオフッテージを見ながら買いたメモ書き。 使えそうな部分の始まりと終わりのタイムを書いてある。 この段階である程度の使うカットの選択と、おおまかな構成(つなぐ順番)をなんとなくイメージしている。 すでにこの段階で、時間的には…

『うろつきズム論ノート』制作メモその7

本日は当日配布物用の文字打ちと、自分の原稿書きで終わってしまった。 けっこう毎日このブログを書いているものだから、新作にまつわるようなことで、このブログでは書いていないことを書こうとすると、なかなかいいアイデアが出てこないものです。 昨夜か…

『うろつきズム論ノート』制作メモその6

山田さんとラ・カメラの大宅さんからの原稿を待ちながら、さらにフッテージをメモと記憶に頼りながら再度見てみながら、今度は使えそうな部分のタイムを書き出していく作業をする。 8ミリビデオって、タイムコードが入ってないんですよね。あれはDVになって…

『うろつきズム論ノート』制作メモその5

全部のフッテージをとりあえず見ました。 編集の組み立てはまだ思いつかないけれども、撮影された場所の地名は入れることにしようと思っています、現時点では。 日本であることは確かだけれど、どこだかわからない街をうろうろという調子で進めていくのもい…

『うろつきズム論ノート』制作メモその4

8ミリビデオフッテージを見る作業を進める。 じっさいの街うろつきとちがうのは、映像作品に採用するためには、ひとつのショットに盛り込まれた展開が必要だということだ。 リアルの街歩きだと、たくさん入ってくる情報の総体から、その街の、その路地の印…

『うろつきズム論ノート』制作メモその3

保存してある8ミリビデオのストックから、この作品で使えるフッテージの入っているカセットを選び出してきた。 全部で8つのカセットだ。 8ミリビデオカメラを買ったとき、とにかく新鮮だったのが「1時間ぐらい連続して撮影できる」ということだった。テ…

『うろつきズム論ノート』制作メモその2

埼玉県深谷市まで出かける。 行ってみて唖然とした。 「まるで被災地みたいじゃないか」と思ったのだった。 再開発という名の巨大なツメによって、駅と国道17号とのあいだにあったはずの古びた町並みが、ごっそりと削りとられているではないですか。 そんな…

『うろつきズム論ノート』制作メモその1

11月15日には上映しなくてはならない新作『うろつきズム論ノート』の制作記録を、完成まで毎日書いていこうと思う。 10月のはじめにラ・カメラのプログラム打ち合わせをしたときは「ごめん、新作できんので旧作で」とまず初めに言ったのだった。ところが、な…

飯能市仲町のマルフク看板

新作映像作品の製作ノート記事を書こうと思ったのだが「マルフク看板」カテゴリがあるので、先に独立した記事で2枚の画像をアップしておきます。 上の採集地が飯能市仲町19(たぶん)。 下がおなじく仲町14。

愛媛県松山市持田町の路地

松山市は戦争の時に空襲で丸焼けになったらしく、あまり戦前からの時間が堆積しているような路地はない。 それでも今回、少々時間があったので「松山市、路地」と検索してみると、いくつかの路地画像を見ることができる。 そのひとつに行ってみました。 持田…

私たちの恥ずかしいフィルム@neoneo坐

上映作品は次の3本。 新川保茂+山崎幹夫『The Musical Box』1980年/25分 内村茂太『猿!ゴリラ!チンパンジー!』1995年/16分 山田勇男『追分』1991年/20分 まずはじめに、今年(2012年)の7月、府中で内村さんの「ほぼ全作」上映が催されたとき「おや、あ…

フィルムらしさを目で触感しよう@neoneo坐

このプログラムの上映作品は、 大川戸洋介『東京幻影談』1994年/40分 大谷高美『水葬』2011年/14分 しらくまいく子『She was looking at the sea』2012年/6分 しらくまいく子『as always』2012年/11分 大谷高美は復活したシネヴィスシネマをやっている人、し…

高校生映画ふたたび@neoneo坐

8ミリというメディアのおかげで、映画というものが高校生でもつくれるものになった。 80年代の8ミリ自主製作映画ブームのなかで、とりわけ目立っていたのが、高校生がつくった映画だったと思う。 自主製作映画の中心はやはり大学生なのだけれど、高校生が…

ホームムービーデイ@松山市

行ってきました。松山市。じつは福祉ビデオの仕事でも年初めに松山市に行っているので、今年2回目になるんですが、四国唯一のミニシアターである「シネマ・ルナティック」には、いまの場所に移転して初めての訪問。 ホームムービーデイは、中四国(中国地方…

小型映画作家の発掘/吉田順彦2@neoneo坐

前回の吉田順彦プログラムをやったときに、この人の作品を紹介してくれた人に「15人以上お客さんが来たら秋に第二弾やりますよ」と言ったのでした。で、春の上映での来客数は17人。ということで第二弾をやることに。 春の上映ではドラマ作品を入れてなかった…

少年少女の夏休み@neoneo坐

では上映までにプログラムごとに解説書いていきましょう。「3.11以降の8ミリ映画」は大西健児が集めたプログラムなので、それ以外の5プロについて。 順番にいきましょうか。 「青空学校」というのは、そもそもは小学校の先生が中心になって、小学校に泊ま…

ラ・カメラ上映2012秋プログラム

だいたい決まりました。 添付画像はプログラム決定させたあと、下北沢の焼き鳥屋で飲んでいる山田さん。 Aプロ 山崎幹夫『うろつきズム論ノート』2012年、8mmビデオ、30分予定(新作) 山崎幹夫『トモちゃんインドへいく』1995年、Hi8、35分 山崎幹夫『セル…