山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

いままでなかったバルブ撮影とは

テスト撮影を始めるまえに、まずは基本的な手法を想定してみる。
やはりバルブ撮影をやりたい。全編がバルブ撮影ではなく、半分ぐらいの割合で。
8ミリでバルブ撮影でダンスと言えば万城目純氏。彼の自在なカメラワークと視線のとりかた、カッティングのリズムは常日頃「さすが」と思う。しかしそれは踊り手であるからこそもたらされるものだ。私は観客として、てのひらのなかのカメラ内で、フィルムと光にダンスをさせたい。
それから、よくバルブ撮影をするとなると、カメラを固定している作品が多い。自分もそうしてきたことが多いし、かわなかのぶひろさん、宮崎淳氏の作品でもバルブ撮影もそうだっと記憶する。
そうではないものにしたい。
かと言ってカメラを動かせながらバルブ撮影をすると、かなり抽象的な光のゆらゆらした線がチカチカまたたくだけの映像になってしまう。
だから、まずは固定してバルブ撮影することと、ぐちゃぐちゃに移動して抽象的な映像にしてしまうことの中間点をさぐることが必要だろう。
次に、チカチカしたものにどう映像のリズムをつけるかの方法を考案しなくてはいけない。
なんだかまた努力型の作品になりそうな記述をしているけれど、撮りかたが決まったら、あとはダラっとした感じで撮っていくことを心がけることにしよう。