2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧
添付画像は『往復IV』より。 この『往復』シリーズは、山田勇男さんとの8ミリフィルムによるいったり来たりの公開前提の交換映像日記みたいな作品だ。1986年に、美術館学芸員(北海道立近代美術館→目黒区美術館)の正木基さんのプロデュースによって始まっ…
『非解釈』をつくったあと、北大映研から飛び出した数人のグループと仲良くなった。「志を同じくするものが引き寄せ合った」という感じ。その「志」とは、大学のなかで「映画ごっこ」にうつつを抜かしているだけでなく、もっと外の世界へと打って出ようじゃ…
この作品はスルーしようかと思ったけれど、やはりそれでは格好がつかない。 見た人には強烈な印象を残しているだろう。添付画像のように、自分の手の甲をカッターでスッと切って、にじみ出してくる血をじっと撮っている映像と、ヴューワー再撮影での、海辺で…
それこそ、勃起したチンポをこすりつけて、思わずドッピュンしたような、そんなふうに作者としては感じている作品。だからあんまり積極的に上映しておりません。 neoneo坐のHPでのコメントで、今回(8ミリフィルム映画祭2010年秋)こんなことを書いた。 「犯…
高校生のときにも文化祭でのクラスの出し物としてホラー映画(当けっこう流行っていたので)つくりにかかわったりしたけれど、大学に入り、はじめて「学校の外で、入場料金をとって上映する映画」をつくることになった。 「有料上映をしたかどうか」を基準に…
何回も語ったり書いたりしたことだけれど、私はまず8ミリによる「映画ごっこ」からスタートした。 自分がかつて親によって撮影されたことのある(つまりホームムービーね)8ミリカメラをタンスの奥から出してきて、友人たちと8ミリ遊びをしたのだった。19…
11月7日の8ミリフィルム映画祭で『虚港』を上映したさい、上映後に私は「この頃はなぜかとてもサービス精神が盛り上がっていた時期でして」と、製作の動機を語ったのだった。 そう語りながら「それはどうしてだっけ?」と思っていた。 しばらくして思い出し…
内村茂太の作品で「この1本は?」と問われたら、やはりその名をとどろかせた『僕の新婚旅行』を選ばざるを得ないだろう。 内村さんと飼い猫のチャコ、決して名を呼ばれない妻が住み慣れた多摩川の近くから、どういう事情か説明されないけれど、名古屋に引っ…
内村茂太は、自分の作品の上映のたびに「内村茂太のオールナイトニッポン」というカセットテープをつくってきて、会場で販売する。60分あるいは120分で500円。最近ではけっこうそれを楽しみにしている人もいるようだ。いるようだと言っても両手を広げた数に…
友川かずきというフォーク歌手がいて、80年代後半のある時期、吉祥寺のマンダラで何回かライブを聴いたことがあった。もちろんレコードも持っている。 私の映画の話で言えば、『極星』のなかで、神岡猟が高層団地でギターを持って歩きながら、何か歌い始める…
10月6日に「佐藤真さんとすれ違ったいきさつを来週あたり書く」と書きながら放置していました。 佐藤さんとも縁の深いneoneo坐での8ミリフィルム映画祭もせまってきたこともあり、ここで書いておきましょう。 2007年の10月に岡山映画祭のなかでパーソナルフ…
だいぶ開催が迫ってきてしまいしたが、今期もやります8ミリフィルム映画祭2010秋@neoneo坐。 ぜんぶで7プログラムです。5日(金)の夜に大木裕之プログラムがあり、あとは6日(土)と7日(日)に3プロずつ。 私の作品は今回は『非解釈』と『虚港』の2つ。 …