2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧
マルフク看板のように錆びずに白くなっていくものもあるし、全面的に錆びてしまう看板もある。さらに設置場所によっては退色がからんでいく。そうして看板は変容していく。 で、この看板。おお、いい錆びかた。そして、ただだらしなく錆びているだけでなく、…
場所は清瀬市の郷土博物館の駐車場前のゴミ置き場。 もとの看板の上に何かを貼り付け、その貼り付けたものが剥落してしまったのだけれど、下の看板に書かれていた文字が横書きで行頭の文字だけ残っているという仕様。 なので縦読みを誘っているようにも見え…
ズルッとコケております。 こういうのには、何か愛嬌を感じてしまいます。 所沢市北野で採集。
見知らぬ部屋で目覚める若い夫婦。 昨夜の記憶は帰宅途中で途切れている。その家の人を探すが、誰もいないようだ。 電話を借りようとするが、電話には線がつながっていない。引き出しを開けようとすると、表の板だけが取れてしまう。ロケセットのような家な…
昨日から引き続きで、そのブレーキ車両のアップ。 近づいてみると、おお、いいかんじに錆びております。植物も繁茂しているし。 画像ではトリミングしているけれど、左側に売店らしきものがあるので、この車両は、なかでソフトクリームとか、クレープとかを…
看板は退色モノとしてはツッコミようがない平凡なもの。 しかし近づいてみると、その右手奥にSLなんかの一番後ろについているブレーキ車が投棄されているじゃないですかっ! これは明日、紹介することにしましょう。 さらに、左手奥に見えているビルディング…
所用あってあまりよく知らない夜の街を歩いていた。 「うわっ!」 あしもとに赤いものがべったりとあるので、思わず飛び退く。血のように見えたからだ。 よく見れば何か赤い塗料をこぼして、それが固まったものらしいじゃないの。 「なーんだ」 とは思ったけ…
表題でおわかりのように、これはインドカレー店の前の看板。ちなみに西武池袋線小手指駅ちかくのシャマーという店。 日本人にはこういう字は書けませんよね。あ、中国人や韓国・朝鮮など漢字を使う国の人も無理かな。おそらく、私たちがアラビア文字なんぞを…
仕事が終わり、直線距離で歩けば5分ほどで新高円寺の駅なのだけれど、大きく迂回して、今まで歩いたことのない道を歩いてみる。 ところどころに時代落ちした木造モルタルアパートがひっそりと湿って建っている。 写真はそんなうちのひとつ。郵便受けから想…
ブロックってのはけっこう弱いもので、我が家もブロック塀なのだけれど、植物を刈り取ってみると、植物が何年にもわたってこすった痕跡が、傷跡のように刻まれていたりする。なるほど「じゅげむじゅげむ」の落語にあるように、硬いものを柔らかいものがこす…
これはPKDのなかでもオススメできない方だな。 シミュラクラム(擬人体)をつくる話が、いつの間にか精神を病んだ若い女に恋した主人公が、まるで伝染するかのように精神を破綻させる話にすり替わっていく。 そこに物語的なダイナミズムがあればいいのだけれ…
地球人そっくりの宇宙人が住宅地に住んでいる。彼らの目的は地球人類を抹殺して植民地にすること。 というありきたりな設定。 添付画像は、その宇宙人(なんと皮ジャン)たちが司令部と交信しているところ。画像モニターが丸っこいのがなんともこの時期のSF…
「ん」と「る」が脱落して、ついに「らぶ」になってしまったのを発見。すかさずバスのなかからパチリ。 これはあれですな、パチンコ系という分類になるかと。
武蔵村山には昨年末、超大型ショッピングモール「ダイヤモンドシティー・ミュー」ができたが、その対極にあるような小売店集合施設。村山団地の南に隣接している。 もはや廃屋か? と思ったが、かろうじて一軒だけ営業していた。道路に面したところにあるパ…
私はヒッピーの世代ではなくパンクの世代なので、ヒッピーと言われても、アタマのなかにいくつかの象徴的な人やモノや表現ブツがごろごろと浮上するだけで、ハートの方に何かがこみあげてくることはない。 しかしサンフランシスコに住んでいたPKDにとっては…
これも謎は浅いのだけれど、一瞬だけ「アーとは何?」と思ってしまう。 よく見るまでもなく看板が破れているだけなので、これは脱落系とでも言うことにするか。 しかしこのモルタルの建物も年期入っていていいです。魚屋、肉屋、八百屋、それからパンと菓子…
これまた退色系の物件。 けっこうみごとに退色していて、最初は「あれ?」と思わせてくれる。謎はさほど深くないのでおもしろみもさほど深くないわけだけれど、ま、ニヤリとはできます。
どういう具合でそうなるのか、想像することもできないのだけれど、たまにコンクリの塀の一部から、内部の鉄筋が露出していることがある。 ひやりとする。 危険だと思ってのひやりではない、なんと表現しようかな。 ちょいと前に、新宿駅の構内でヤクザどうし…
ディックっぽくないSF長編。やや長めでサンリオ文庫で400ページ。 登場人物がけっこう多い点、それから現実崩壊シーンがないという点がディックらしくない。 水爆によって荒廃した近未来のアメリカが舞台。 田舎でコミューン的に暮らす描写がじっくりと続く…
昨日の物件のすぐ近くに、またまた「集中説」を裏付けるようなものがあった。 「しあわせ荘」なるモルタルアパートだ。それだけでもピクリとセンサーが反応するわけだけれど、この地番がいい。4丁目44番地44号ですよ。4が5つ並んでおります。 「負けるも…
通りがかりに発見。 これは凄いです。窓のなかぎっしりと植物でいっぱい。 まるで部屋のなかが植物ですし詰めになっているかのようだ。ずうずうしい私はこの窓を開けてみようとしたのだけれど、開きませんでした。 杉並区和泉4丁目の和泉児童館の向かい。
見ることが習慣化してきたこともあり、PKDとミステリーゾーンをひとつのカテゴリにした。 さてこの#69。設定が現在読んでいるPKD『ブラッドマネー博士』にそっくりだ。 核戦争後のアメリカの田舎町。生き残った人々が細々と暮らしている。大地は汚染されてい…
階段を上がろうとして、ふと足元の亀裂に注目してしまう。 お、なかなかいいじゃないか。 これはあれだな。長い階段を上り切ろうとしたその矢先、階段はもろくも崩壊して下まで押し流されるという図式だろう。 その瞬間を虎視眈々と狙っているにちがいない。…
来月9日にスペースneo@神田小川町にておこなうインドミュージカルを見せて解説する一日講座のために、見せるもののセレクションをおこなう。 上の画像は『ONE 2 KA 4』でのシャー・ルク・カーンとジュヒー・チャウラ。 ふと、前から気になっていたことにつ…
これはとてもおなじみ、パンダの引っ越し屋さんの金属看板。これがまたおしなべてみな、車体の部分が退色していて、運転しているパンダが、ハンドルを握ったまま宙に浮いているのね。 とてもたくさんあります。 バス停のベンチとかにも進出していたので、バ…
退色看板と思うのだが、ちょっと待てっ! なにやらツブツブが残存している。 これはまるで知覚検査されているようだぞ。 何か見えてくるのか? と、ずっと見ていたけれど、やはり何も見えてはこない。いや、見詰める度合いが足りないのか。 修行不足か。など…
表札が完全に退色して、真っ白になっております。 ここまで真っ白なのも珍しいかと。 思わず庭の方に回ってみてしまったけれど、洗濯物が干してあったので、誰かは住んでいる。 気づかないのか、無名になりたい欲望があるのか。 ま、それほど深くは考えない…
不思議な透明感をまといながら、するすると物語が進む。ちょっと不思議な雰囲気の長編だ。 物語の結構の破綻はある。だいたい、途中から誰が主人公だかわからなくなる。 スタート時の主人公は、歌手で、テレビキャスターでもある中年男。世の中に広く知れ渡…
おー、これはあみだクジしたくなります。 公園のまわりに木のクイが打たれていて、それがぜんぶ、こんな感じの亀裂ができている。 しかしながら、よーく見ると、亀裂と亀裂のあいだにも、さらに細かい亀裂があって、おー、なんとフラクタルな亀裂が形成され…
これはみごとなモルタル壁の亀裂ですな。 なんか、青空の下、ちょっと乾いた音で ぱりーん、ときれいに響き渡りそう。 下北沢の茶沢通りの、代沢三叉路からちょっとだけ三茶に向かったところ。