山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

街で見つけた上記カテゴリ外の物件

有刺鉄線で守られている車

関西では岸和田以外にも神崎川駅周辺、玉造駅周辺そして泉佐野もちょいと歩いてみました。 そのときに撮った画像を見ていて、こんなシロモノがあるのに気づきました。 場所は玉造駅の近くです。地番は東成区中道のどこか。 車の下に有刺鉄線を巻き付けた木材…

純粋階段@吉見町

トマソンのカテゴリで言えば純粋階段になる物件です。 のぼってまたおりるだけの機能しかありません。 そこそこの高さがあるので危険なのでしょう、階段部分はフェンスで囲んで、階段として使われないようにしてあります。 おもしろいので今度の新作で使おう…

666ナンバーの車とすれ違う

対向車線を「・666」の車とすれ違いました。「あっ」と思い、とっさにUターンして後を追おうかと思ったのでした。ビデオカメラも三脚もいつも車に積んであるし。 でも練馬ナンバーだったんですよねぇ。そこがちょっとイマイチ。どうせなら「多摩」「所沢」「…

所沢市にて純粋階段を発見

「純粋階段」というのはトマソン物件用語。 しかし「トマソン物件」というカテゴリをつくっていないので、便宜的に「ナチュラルハイ」に入れておくことにしましょう。「トマソン物件」を嫌っているわけではないんだけれど、一部にはこれまで認定された「トマ…

666番地にあるキリスト教会

666関係の物件をネット調べをしていると、ちょいとおもしろいものを発見しました。 表題のとおり、666番地に建っているキリスト教会です。 場所は埼玉県三郷市。 ホームページはこちら。 どうなんでしょうね。キリスト教的には「666なんてどってことねぇや」…

福岡県行橋市の錆びトタン家屋

いいかげんこのくらいで打ち止めにしときましょう。 とりわけ何か大きな特徴があるわけではない地方の街の、駅からちょい離れた場所には、こんな錆びトタン家屋があるもんですよね。 なんてことなさと、時代落ちの加減が、ぐっと胸に迫るなにかを醸し出して…

福岡県行橋市の廃屋

まだ続きます。あともうちょっと。 これ、採集地は行橋市行事5-3になります。 普通、廃屋ってのは、路地を入っていってその奥にあったりとかするものですが、この廃屋、国道に面しています。国道201号。 googleマップで上記の地番を入れてみてください。マー…

黒崎(八幡西区)の巨大シャッター商店街

北九州市八幡西区の黒崎駅に降りました。ここに20年以上会っていなかった知人が住んでいるので。 九州全般にうといものだから、黒崎駅ってのも初めて聞く駅名でした。 駅を降りると、おお、アーケード商店街が2つもある。さらに、奥の方には、その2つを横に…

どうやら高橋畳店の廃屋らしい

あ、こんなとこに。 商店街とは言えないような、それでも商店が10店ほどかたまっている一角が、住宅地のなかにふいにあったりする。 でもたいてい、半分くらい、いや2/3ぐらいかな。もう閉店してるんですよね。 ここはどうやら畳店だったようで、でも閉店し…

矢尾デパート@秩父屋上のいい空間

さてこれで長らく続いた秩父シリーズは終わり(また行くけどいちおう)。 秩父の中心にデパートがあります。矢尾デパートという。 これがまた、ちょっと時代落ちしていまして、いいのですよ。 エレベーターの手すりとか、照明の感じとか、全体に漂う雰囲気が…

道路からすぐそのまま廃墟@秩父

秩父シリーズ続けます。 これは病院の廃墟。大型廃墟ではないけれど、放置され、朽ち、錆び、植物が繁茂しています。 ところがこの物件、道路からまたいで入れてしまうのね。そのあけっぴろげな感じが不思議。 フツー廃墟や廃屋は侵入者を拒むように、なんら…

孤独のサインポール

これは桶川だったかな。 駐車場にサインポールがありました。サインポールとは、理髪店前とかでぐるぐる回っている青と赤のアレです。 見回したけれど理髪店はない。ということは、これは廃業した理髪店から「これだけはリサイクルできるかも」と持ち出され…

女性の名が刻まれたレンガ

置かれているレンガには「根岸ハツ」と女性の名が刻まれている。 右に本が置かれているけれど、これは佐々木幹郎という詩人の詩集だ。 そして左にある手は著者の佐々木幹郎さん本人。 レンガは、中野刑務所に使われていたもの。中野刑務所のために使われたレ…

錆びサイディング、まぎらわしい

所沢にて、信号待ちをしていて「お、錆び」と反射的にパチリ。 しかし帰宅してよく見てみると、 「これ、ナチュラルな錆びじゃないよね。錆び模様のサイディングですかね」 そう思ったのは、錆びに連続性がないということ。 錆びたトタン板を、わざわざまた…

中華料理「8ミリ」?

いやもちろん「8ミリ」ではなくて「ハミリ」なんだけど。 では「ハミリ」とは何かと帰宅して(もちろんここで食べました。五目旨煮そば700円。ごくフツーにレトロな味わい)、調べてみたけれどわからない。 きっと中国の地名だろうと思ったのですが、検索で…

田無タワーを味わう意外なスポット

所用で都内に車で向かい、たとえば帰りが夜になることもある。 帰路、新宿駅の大久保よりのガードをくぐって青梅街道へ。つぎの信号のあたりで運転席からちょっと身を乗り出し、高層ビルを見上げる。この場所、そして夜の浅い時間で、まだ窓明かりがたくさん…

自販機裏の廃マーケット空間

18日の「折り目正しい廃自販機」の近くを通りがかったので、目撃した箱の日本酒「梅の宿」を購入しようと立ち寄った(ちなみに黒糖焼酎には飽きてしまい、また日本酒飲み復帰してます)。 廃自販機前に車を停め、まず自販機の右方向に行ってみるが、自販機が…

聖天宮(せいてんきゅう)@坂戸市塚越

これは道教の寺院です。 なんでこんなところに? 夢のお告げだそうです。台湾の人の夢に道教の神様があらわれて「日本の埼玉県の坂戸に寺院をつくれ」と言われたらしい。 坂戸市からほど近い日高市の高麗川には高麗神社ってのがあって、ここはその昔、朝鮮半…

七峰座@日高市下大谷沢

温泉でも繁華街でもないところにストリップ劇場がある。 トンデモナイ立地です。画像のように、まわりは畑と田んぼ。 この物件、じつは「武蔵野台地のエロ」を書いたときに頭をよぎったものだ。 しかし、すぐに「あれはどちらかというと武蔵野台地のグロかも…

玉川上水と残堀川の交差

玉川上水と残堀川は交差している。場所は立川市上砂町4。西武拝島線の武蔵砂川駅から400mほどなので、興味ある人は見にいってみてはいかが。 まー、玉川上水ってのは農業用水路であって、自然にできて昔からある川と、人工的に引いてきた用水路が交差してい…

畑にボウリングのピンが生えている

こういうものがあるという情報をゲットし、撮影してきました。 もう、自分の作品に取り込むということで、いきなり排他的モードになります。採集地は書きません。 しかしキョロキョロも限界あるなーと思った。いぜんにロケハンした場所から、見えるじゃんこ…

不老川@入間市宮寺

不老川に行ってみました。 のどかな光景です。右側のせんたくものがいい雰囲気を醸し出しています。 南は狭山丘陵。北は地図の黒い線として表現されている坂。 そのあいだは平坦な農地です。 このどこかの地下にむかしの多摩川の痕跡が残されているのでしょ…

ホームレス殺害現場

ここにゲートボール場があった。 ゲートボールの器具をしまう物置があって、そこで寝泊まりしていたホームレスを中学生が暴行して殺してしまったという事件があった。 この場所の近くの路地を撮影していたとき、撮影を進めていて不思議に思ったことがあった…

大学のなかの理系の香り

東京芸大上野校舎のなかをうろうろしていたら、ふと、妙に理系っぽい雰囲気の廊下に出くわした。 こういうものにも私のセンサーが反応します。 何の研究室かを見てみると、作品修復・保存の研究室だった。なかはビーカーや試験管がズラリと並んでいて、まっ…

スキー板で再生されたベンチ

この記事までの3つとも、ほぼ半径50mに存在している物件です。やはり「いいもの集中説」は健在。 さて、最初はこれ、古びたベンチだなぁ、と思って接近した。バス停のところに設置されているベンチだ。 最初に「!」と思ったのはタバコの吸い殻入れ。 これ…

自販機の支え棒にニヤリとする

このような物件を見てニヤリとする自分がアホらしいとは思いますが、このようなものにもセンサーが反応するのです。 なぜか? つまり、よく、川沿いなんかで川にはみ出して建ててあるような家があります。それを連想するからなのです。 川にはみ出して建てる…

3人が飛び跳ねているように見える

いい物件集中説を裏付けるように、これも昨日のボロアパートの近辺で発見したもの。 もはや廃屋寸前あるいは廃屋そのものになっている木造家屋の壁面に、枯れたツタ性植物が痕跡を残している。それが「3人の人間が飛び跳ねてダンスしている」ように見えるの…

川と線路と白紙の看板

いまじぶんが立っている場所を読み解くための作業をするとして、川と線路はとくに重要な存在になる。 写真のフェンスの向こうは、数メートルほど下を川が流れている。 写真には入っていないが、右手に橋、左手に線路がある。 看板は退色して白紙状態になって…

ベンチひとつだけの公園

たいていの公園には何か遊具が設置されているものですが、ここはさっぱりきっぱりとしてます。ベンチひとつだけ。 なんだかとても惹かれます。 そのベンチに座ってくつろぎたいわけではなくて、何かここがタルコフスキー監督の映画『ストーカー』における「…

田舎のこんな空間

かつてはもう少しは活気があったのだろうに、いまは死んだように静か。 飯能市吾野のメインストリート。 もとから繁華街ではなかったにしても、いくつかの基本的な商店があり、しかしそれらはもはや営業していない。 車を停めて、すこし歩いてみる。 恍惚と…