山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

ホームムービーデイ@松山市


行ってきました。松山市。じつは福祉ビデオの仕事でも年初めに松山市に行っているので、今年2回目になるんですが、四国唯一のミニシアターである「シネマ・ルナティック」には、いまの場所に移転して初めての訪問。
ホームムービーデイは、中四国(中国地方と四国)では初の開催になるとのこと。えー、尾道とか広島とかではやってなかったんだ。
松山と言えば、小型映画の世界では大物の上田雅一さんという人がいるので「来てくれ」と打診されたときに「まずは上田さんという人に連絡して、上田さんは高齢で来れないとしても、その系統の人に映写などやってもらったらいいのではないか」と返信したのだった。まるでヤクザの縄張りの仁義みたいな感じで。
ところが、上田さんは今年の初頭に亡くなっていたそうで、結局、シネマ・ルナティックとも縁のある私にお鉢が回ってきたという経緯でした。
さて、行ってみると、なんとなんと129本もの8ミリフッテージが集ったそうで、これは凄い。
そこからセレクトしたものだから、上映プログラムは充実していました。
古い松山の光景が写っているものや、ホームムービーにとどまらず、遊び心にあふれているドラマ作品や、高校生映画、自家現像のアート指向の作品などなど、今週のneoneo坐のプログラムを先取りして凝縮したような趣きでありました。映画館のロビーなので映写条件は悪いけれど、それはそれでおもしろい立地での上映だと思った。
ホームムービーデイは無料の催しなんだけれど、有料の映画館の200席ある館内では客は一人だけで、狭苦しいロビーには20人以上の人でぎっしりというのもおもしろい対比でありました。
また来年も開催できるといいっスね。
そして、四国唯一のミニシアターであるシネマ・ルナティックも末永く存続できますように、これからも不言実行で支えていきましょう。