いつもの感情のしこり的物件@秩父
何度も記事にしている物件です。
交通標識だけを集めて『夜のてのひらの森』のなかで使っています。
いまつくっている映画作品のなかで、このネタはふたたび顔を出すことになりますが、ホント、いったい何なのか。
「ドラマでなくては表現できないことがある」と思ったきっかけのひとつでもあります。
なぜなのかを説明することはできなくても、この「感情のしこり」をネタにして、ドラマの味の根本的部分として使用することはできる。
つまり「どうにも説明できない、もしかしたらとても重要なことなのに、重要すぎて思い出すことができない過度のトラウマのようなもの」としての扱いです。いったんはドラマの中で決着をつけたことがらが、この「トラウマ」から考え直してみると、また別の、もっと切なかったり、おそろしげであったりする側面を見せる、という感じで。