山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

『うろつきズム論ノート』制作メモその9


いろいろ機材トラブルが相次いだ。
参考になることもあるかもしれないので、いちいち書いておくことにします。

●miniDVデッキがブランクテープを認識しない。
添付画像のように自分はパナソニックのminiDVデッキを持っています。これもけっこう古いものになった。そんなわけで、ブランク(買ったばかりの何も録画されてない)テープを入れたらウイーウイーと鳴いたあと電源が落ちた。そういえばしばらく前からそんな状態だ。と思い出して、DVカメラがないのでHDVカメラをDV規格録画モードにして1分ほど録画し、miniDVデッキに差し込むと、今度は認識してくれた。
やれやれ。しかしそのあと……。

●8ミリビデオデッキがテープを食った!
最初にダビングする8ミリビデオカセットをデッキにいれたとたん「ぱりぱり」といやな音。海苔をちぎるような音です。
案の定、もうどうにも動かない。
というわけで腑開け(デッキの筐体をひらいで内部を露出すること)しました。ああ、ちょっと絶望的な光景。メカ部分ががっちりと8ミリビデオのテープをからませています。
切ったら修復は極端に困難になる。なので、ピンセット(できれば先端にゴムがついているのがいいのだが)できわめて慎重にひっぱって、からまっているのをほどいて、カセットを取り出した。
それで巻取ろうとしたのだが、VHSカセットとはちがって、8ミリビデオにはストッパーがかかっている。じつはカセット裏面にストッパー解除の穴があるんだけれど、それを知らなかったのでカセットを解体。なんとかぐしゃぐしゃになった部分を巻き直す。
しかしデッキがイカレてしまっているようで、画像が砂の嵐を混ぜたような状態になっていて、とてもじゃないけれど使えない。
試しに他のカセットを入れてみたが同じ。ということは、テープ側の問題ではなく、デッキの方か、と気づいて、荒っぽい方法ではあるけれど、綿棒に消毒用アルコールをひたして、回転ヘッドを掃除した。これはホントは「やっちゃいけない」と言われていることなので、ご注意を。しかし、それでウソのように解決したのだった。
しかし、メカに食われてぐちゃぐちゃになったところはもう作品では使えない。
まー、しかたない。そこには使おうと思ったショットがあったのだけれど、あきらめるしかない。
ちなみに練馬区小竹町の水路敷のフッテージでした。
添付画像の左の8ミリビデオデッキの筐体がじつは開けたままになってます。白く見えているものが内部メカの何かです。

そうしてダビングしたminiDVテープを今度はPCと接続して、画像取り込みします。
そして始まりと終わりの部分である端っこを切り落としたり、途中に入り込んでいる必要ない部分をカットしたりしてきょうの作業は終わりにしました。
現在45分です。
もうちょっと刈り込むべきでしょう。
長くなったとしても40分は割り込みたい。
それと、ナレーションや字幕表示のタイミングが残された作業。
音楽どうするかも検討事項か。
あと3日。