2011-01-01から1年間の記事一覧
開催が来週に迫っておりました。すでにプログラムも決定し、チラシも刷り上がっております。ブログでの告知を怠っておりましたスミマセン。 2日間で6プログラム。 まずは上映作品(と解説文)をずらりと。 5月14日(土) 15時~ 川口肇セレクションプログラ…
ラ・カメラ上映に来場のみなさま、ありがとうございます。あきれた人もいるかもしれませんが、いく人かからは「次の作品も見たい」とのお言葉をいただき『夜のてのひらの森』に続く作品もつくろうという気になりました。 本日はそのための小道具、おもちゃの…
その1その2と書いてくると、まるで関根博之=廃墟のように決めつけているように思われるかもしれない。ここで大きな声で「それだけじゃないぜよ」と言っておきたい。 たとえば『Tokyo Sanpo Vol.2』や『Tokyo Sanpo Vol.3』あるいは『渋谷仙人』のような作品…
多くの廃墟DVD映像が「つまらない」のは、その凡庸なカメラワークにも一因がある。 ではどんなカメラワークがいいのか、そのみごとな回答が関根博之作品にある。ただし、簡単にマネできるものではないのだけれど。 関根博之の廃墟映画は、まるで廃墟全体が水…
ラ・カメラの上映会に来たことのある人はご存知でしょうけれど、当日に簡単なパンフめいたものをつくって配っています。 たいていは山田、山崎、そしてラ・カメラの大宅さんの文章と島本慶さんの4コマ漫画で構成されているんだけれど、今回は1枚紙を増やして…
関根博之といえばやはり廃墟をじっくりと撮影した数々の8ミリ映画であり、そのなかでも最高の到達点に達しているのは『六本木の廃墟』だろう。つまり、廃墟映画の最高峰は関根博之『六本木の廃墟』で決まり。 俺じしんが廃墟好きだから、自作品にもよく廃墟…
かなーり昔から言われていることだけれど、ビデオ作品の光よりも、フィルム作品の光の方が気持ちいいのはなぜだろう。 ビデオ作品を見るモニター、ディスプレイ、ビデオプロジェクターにせよ、フィルム作品を映写機の光で見るにせよ、どちらも人工の光である…
詩というものを解説しようとすると、まるで健康食品の効能を説いているかのような気になってくる。理路整然とは対極にあるシロモノなのかもしれない。 ところで石井秀人の『小さな舟』は、もっぱら老人と老婆の顔を正面からとらえた写真を、さらに8ミリカメ…
石井秀人の詩集がほしい。 いま、私の思いつきでそう書いたわけではなく、石井秀人は詩をいくつか書いていて、それを同人誌に発表したことがあり、自分で自費出版で詩集を発刊しようという気がある。 ほんのちょいとだけ引用してみよう。 遠い彼方でゆれる小…
自作の完成にかまけてました。4月のラ・カメラの上映ラインナップを発表しましょう。一部、データ未確認の部分がありますが、これで決定です。 Aプロ 大谷高美『流刑地』2010年/8ミリ/16分 山崎幹夫『夜にチャチャチャ』1999年/8ミリ/14分 石井秀人『光』19…
HDVなので、カメラをDVケーブル接続してふたたびテープへと書き出します。 完成版のランニングタイムは26分。 告知ハガキには「20分(予定)」と入れてもらったので、6分オーバーしたわけです。ちょっと時間の読みが甘かったことが恥ずかしい。何年映画づく…
HDVも4作目になるわけで、これまでにやったことのある編集の段取りはだいぶスムーズにできるようになってきました。 切り出して並べる。 そしてざっくしと成形する。 予定では20分でしたが、どうやら25分ぐらいの作品になりそうだということがわかりました。…
というわけでタイトルはこんな感じ。 自在にいろいろな字が書けるといいのだけれど、こんな感じの字しか書けません。 ラストのクレジットもシンプルです。出演が古関さんと私だけ。スタッフはなんでも助手してくれた松本崇久くんだけなので、総計3名のみ。と…
郊外のショッピングモールに紙と鉛筆を買いに行った。 8ミリのときは白い普通のコピー用紙にワープロやパソコンで打った文字をプリントして、それを撮影していた。凝った質感の紙を使っても、そもそもフィルムじたいに質感があるので、フィルターでちょっと…
ドラマ(出演者がいて演技のあるところ)の撮影を本日おこないました。 さっそく1ショットだけ切り出してみました(間に合うようならラ・カメラの告知ハガキに使いたいので)。 もったいぶったわけではないのですが、横たわっているのが私の作品の6番目のヒ…
ラ・カメラ上映と同時に5月の8ミリフィルム映画祭2011春@neoneo坐のプログラム作業も進めている。 昨日、大川戸から返信メールがきて『夏の灰』と『賛歌』を上映することが決まった。 「『賛歌』ね。そういえばECDが出ていたっけ。ECDはいまどうしているの…
ムエン通信のコンテンツのひとつである「8ミリ機材取説図書館」は、そもそも「8ミリ救援センター」と並んで「俺が世間の役に立つとしたら、こんなことぐらいだろう」と思ってつくったもののひとつ。 でも、運営しているうちに協力してくれる若者が現れたので…
ごめん、内容は出品作家さんの了解を得てからなのでまたあとで。 打ち合わせをいたしまして、3プログラム構成しました。 それを当初の予定よりも一日ふやして、4月20日から4月24日までで、1プログラムにつき3回上映するという感じでいきます。 4月20日(水)…
自分のこれまでの人生で、わりとよく知っている友人で「おれは悟りを開いたぞ」と言い出した人間が2人いる。「おお、それはおめでとう」と言いながら、内心は「あわれなやつ」と思っていた。 こんなこと書くと怒りを買うかもしれないけれど、その2人とも、も…
横光利一の掌編小説で『蠅』という作品がある。蠅の視点から人間たちに起こった悲劇を記述した小説だ。 大川戸洋介の「理に落ちない」映画を「これはいったい何なのだ」と考えているときに、ふと「これは蠅の主観のカメラワークなのかもな」と思ったのだった…
大川戸洋介の映画の不思議をさぐるためには、その撮影現場を見てみることが一番だろう。 「大川戸、俺らも撮ってくれよ。何でもするぜ」と言ってみたら、 「いいよ」とじつに軽く返事してくれた。 それで、森永憲彦と私が撮ってもらったというか、出演してい…
2006年12月17日のこのブログ(まだ「映像制作ノート」だった頃です)で、大川戸についてこんなことを書いている。全文引用します。 本日は8ミリ教室@spaceNEO。 リクエストがあったので大川戸洋介の『夢主人』を、ずいぶん以前に大川戸からいただいたビデ…
おぎわらまなぶは映画をつくろうと思った。それもドラマではなく、日記映画を。 ところがすぐに、とても困ったことに気づく。「僕のこれまでの人生には、これといって特筆すべき不幸がないじゃないか」と。 それで彼は不幸をねつ造することにした。 ああ、も…
ラスボス倒して終了。プレイ時間は60時間でした。 おもしろい/おもしろくないで言えば、私としては「いまいち」だった。 ストーリーをおおざっぱに言えば、この世界に迫りくる悪魔軍団の侵略を撃退するために、人間、エルフ、ドワーフらの種族を一致団結させ…
昨年秋から「やらねば」と思っていたムエン通信のサイトの手入れを、ようやくやりました。 容量の節約のため、インフォシークwebにけっこうコンテンツを置いていたのですが、昨年の10月いっぱいで終了してしまって、シャッター商店街みたいな状態になってお…
前々から紹介している「学童標識」を今作で使うことにしました。 私にとっての感情のしこり(心理学用語でのコンプレックス)物件です。 このブログで紹介したもののほか、いつかは映画で使おうと思っていたので所在地はメモしていました。なのでわりと速攻…
役者さん(6番目のヒロイン)の撮影は来月あたり。でも待ちきれずにそれ以外のシーンの撮影を始めてしまいました。 カメラを回しながら私にも台詞があるので、ヒロインの名前を呼びます。 「チェプキ! どこ?」 チェプキとはアイヌ語で「月光」の意味。 こ…
本庄市にもマルフク看板はたくさんありました。 そのうちひとつを。 ここって住宅密集地みたいに見えるけれど、中心部からはかなりはずれたところなんですよ。そんな場所で、しかも狭い道だというのに、きちんとマルフクがありました。しかも隠れ気味なとこ…
トマソンのカテゴリで言えば純粋階段になる物件です。 のぼってまたおりるだけの機能しかありません。 そこそこの高さがあるので危険なのでしょう、階段部分はフェンスで囲んで、階段として使われないようにしてあります。 おもしろいので今度の新作で使おう…
このラーメン店の評判はネット検索でも何も出て来ません。まー、それなりの味なのでしょう。 しかしこの看板はなかなか。ここまで放置していながら、平然と営業しているのは、感覚がマヒしているのでしょうかね。