山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

『夜のてのひらの森』タイトル用の紙と鉛筆


郊外のショッピングモールに紙と鉛筆を買いに行った。
8ミリのときは白い普通のコピー用紙にワープロやパソコンで打った文字をプリントして、それを撮影していた。凝った質感の紙を使っても、そもそもフィルムじたいに質感があるので、フィルターでちょっと色をつけるぐらいにして、文字もフィルムのアナログ感を生かすにはむしろ手書きでない方がいいという判断だった。
で、HDVでの作品づくりになって、その逆を狙う気持ちになったわけです。『マルフク百景』『クラゲと亀裂』『1979/2010』と見てきた方は承知でしょうけれど、手書き文字で通してきてます。というわけで今作も手書きで。
古関千華子さんは子どもの頃から習字をやっていて、いま現在も継続中ということを聞いて、いっちょ書いてもらおうか、と思ったのですが、やはり私が書くことにしました。ただ、私も子どもの頃にお習字教室に通っていたこともあって、古関さんと筆の話なんかしたりして、鉛筆はちょっとグレードの高いものを買うことにしました。と言っても150円ぐらいのもの。毛筆のいいものと比べたらケタがいくつ違うことか。
4Bと6Bを買ってみました。
さあ、明日にでも精神集中して書くぞ。
とか言って、ブログ記事にしてあおるほどの腕前ではないのですけどね。
明日の午前中は残り1シーンの撮影もおこなう予定です。
主観のショットひとつだけなのですが、シナリオでは「国道463沿いのファミレスでコーヒーカップを見つめている主観映像」とだけ書いてあったのですが、何かもうひと工夫を加えてみたいと思います。いまから考えます。
自主製作映画の利点ですよね。金はかけられないけれど、時間はたっぷりかけて撮ることができる。