山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

街で見つけた上記カテゴリ外の物件

「火災民家から首つり遺体」の家

なにかブログネタはないものかと、東武東上線の上福岡近辺の住宅街をぶらぶらしていた。とくに理由も目的もない。そして何の変哲もない住宅地。 ふと、目の前を業務用三脚に業務用ビデオカメラを乗せて男が通り過ぎる。 「何だ?」 見ていると男は、その住宅…

乱暴エフェクトのかかった凸面鏡

カテゴリ別で見るとばらばらになってしまうけれど、3つの記事は連関しています。 で、廃車のすぐそばでこの凸面鏡がありました。 デコボコにされています。石を投げてへこませたのでしょうか。しかしこの乱暴狼藉のせいで、なんとも言えないエフェクトがか…

夢のなかで出会うようなコインランドリー

表題のように、大田区西糀谷を歩いていて、ふと通りすがりのコインランドリーに、惹かれるものを感じたのです。 そう、これこれ、これですよ。 別世界へと通じているかもしれない、何かを感じるのですね。 別世界へと出たことはないけれど、それらしき感触を…

これまた作者不在の現代美術

大田区西糀谷3丁目あたりで採集。 いいですねー。としか言いようがない。 ちょうど雨が降っていて、濡れて質感が強調されていたりして。

デブと自転車と大型犬お断り

東村山の青葉町に全生園というハンセン氏病の療養施設があります。これはその入口のひとつ。 自由に出入りできるので、犬の散歩とかしている人が多いのです。私も「何か使えないかな」と、納品業者のフリをして車で入ってさんざん見て回ったことがあります。…

錆び缶の鉄骨挿し缶

『缶コーヒー風景論』という本が私の最初の単独著作になるのだけれど、そのなかで街場に放置されている缶をいろいろと名づけたもんだ。 よくあるのが、剥き出しになっている鉄骨に空き缶を挿してあるもの。 これもそのひとつだけれど、そのような状態になっ…

廃アパートの錆び錆び階段

尋常でなく錆びているものを見ると、後頭部あたりが「ひー」と言います。恐怖で「ひー」と言うのとはちがう部位です。 何かを感じていて、それでセンサーが振れるのだけれど、それじゃあ「錆び」というカテゴリをつくろうかと考えると、即座に「それはちがう…

錆びトタンのグラデーション

さらに東松山が続きます。 「この、ね、グラデーション(濃淡)がいいね」と言うとなんだか美術作品の講評をしているみたいな物言い。 錆の濃いのと薄いのと、意識したのかしないのか、いい感じで貼られております。 これまた国道407の旧道沿い。 このへんは…

昇り龍@東松山市

これはぐっと来たのだけれど、なぜぐっと来たのかをコトバにするのは困難だ。 これ、とてもいいですよね。でも作者はいない。 自然の造形美に近いものだけれど、それにしては作者があるような美術品に近い。 というわけでアヤフヤなままにこれは世界から消え…

サイディングのヘタレ

家屋の外壁のことをサイディングと言うのですが、たまに「おーっ」と思うほどヘタレているものがありますよね。 素材をうんぬんすることに関しては素人だけれど、ちょいと語りましょう。 木そのものとか、木を薄切りにして張り合わせたものの古び方というも…

不意打ちインスタレーション

これもやはり国道407沿いで東松山市だったと思う。 いいですねー。文句なく、全体の配置がキマっております。 錆び、汚れ、へたれの具合も最高の程合い。ついでに言えば手前の雑草の生え具合もこれがちょうどいい感じだから、通りすがりの私のセンサーを振れ…

赤いものがベッタリ@春日部

所用あってあまりよく知らない夜の街を歩いていた。 「うわっ!」 あしもとに赤いものがべったりとあるので、思わず飛び退く。血のように見えたからだ。 よく見れば何か赤い塗料をこぼして、それが固まったものらしいじゃないの。 「なーんだ」 とは思ったけ…

蛇口と工事用仕切りとの相克

少し考えれば成りたちはわかる。 蛇口が先にあって、そのあとここを仕切らねばならぬ必要が生じた。しかし蛇口は仕切りのこっち(こちらも駐車場です)でもあっちでも使いたい。そこでこのような工夫が施された、と。 というわけでさほど不思議はないのだけ…

祭りの提灯だけ揺れる無人の夜の道

古い画像を見ていて、この写真を発見した。 日付を見ると2年前の秋だ。 この場所。いまは道路の両側に家と団地ができて、おまけにスーパーマーケットがつい先日開店して、いきなり明るくにぎやかになってしまった。 でもこの時は人の通りもなく、ただ秋祭り…