ミステリーゾーン#83
見知らぬ部屋で目覚める若い夫婦。
昨夜の記憶は帰宅途中で途切れている。その家の人を探すが、誰もいないようだ。
電話を借りようとするが、電話には線がつながっていない。引き出しを開けようとすると、表の板だけが取れてしまう。ロケセットのような家なのだ。あわてて表に出るが人影はない。立ち木にいたリスは剥製だった。
こんなふうな「現実崩壊」が描かれる。
オチはSFではなく奇譚ふうになってしまい、あまり深くはないが、このつぎつぎとまわりのものがニセモノであることが暴かれていくエスカレーションがおもしろい。