山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

あの公園を再訪

ようやく上映やら公演やら授業やら打ち合わせ(この中身については9月ぐらいにならないと公表できないかも。商用の企画なので)の連続が一息つき、さっそくロケハンに出かける。そう、日々是ロケハンです。 雨が降ったりやんだりのなか、埼玉県の毛呂山、越…

タイトルの決めかた

作品のタイトルについては、最近はいくつかこころがけていることがある。 まずは内容と結びついていること。自主製作映画にありがちなことだけれど、内容は思い出せても、タイトルが思い出せない例が多すぎる。とかいいつつ、そう思うようになったのはつい最…

三日月バビロン

三日月少年という劇団がある。最近、三日月バビロンに劇団名を改称して、その第一弾公演を阿佐ヶ谷のザムザでおこなう。この演目は再演。前回と同じように劇中で8ミリ映像を使った。 写真は、左が映像を出すためのエルモGP。演劇などでの映像使用では、いつ…

上映最終日

小さなスペースでの3回の上映ってことで、都合が合わないと見れないわけだ。しかしそのタイミングってのも、期が熟しているかいないかということで言い訳してもいいだろう。上映しているこちらのテンションの具合としては、この3回ってのがほどよいところ…

背徳映画祭スタート

17日よりスタート。さっそく出向いてABプロを鑑賞。伊藤隆介『パタ、パタ』が心にしみてくる。しかし「意味不明」と言われていた。心のレンズが砕けていないとしみてこないのだろうか? カメラの主観映像で夕方の、郊外っぽい巨大スーパーの前を歩いている。…

冷えた弁当でエマーソン北村を思い出す

先日の『バオバブのけじめ』の何日目か、段取りが悪くて冷えきった弁当を口にしたことがあった。その時、ふと「弁当を買いに出たまま、しばらく帰ってこなくて、逃げたかと思った頃、冷えきった弁当を持って『道に迷いました』と現れたやつがいたなぁ」と思…

『富士山へ飛ぶ夢を見るまで』のラスト

以前にちょっとだけ書いておいた最後の部分のナレーションはこうなった。 夢を見た。 俺は鳩になっている。富士山への1/32地点にあった鳩小屋の鳩だ。 飛びたつ。 マンションが見える。 馬頭観音があり、はるかかなたに冨士。 手前に黄色い少年。振り返ると…

次作品のコンセプト探索

コンセプトというより単なるきっかけ探しだ。きっかけというか、最初のカットさえ確定すればあとはなんとかなる。コンセプトはあとからついてくる。 ん? そんなふうに小説を書いた人がいたな。そうそう、石川淳だ。それはともかくとして。 今日、発見したの…

録音完了で3本とも完成

さしたるトラブルもなく録音(DVに入っている音をフィルムに録音する作業)は完了。 添付写真のような感じ。左が8ミリ映写機のフジSD20。右がDVカメラのパナソニックDE3。 フィルムに録音するってことが、言葉で説明してもピンとこない人が多いような気がす…

新作3本の録音

『武蔵野ブラウン運動』『スターレーンをめぐる円周運動』『富士山へ飛ぶ夢を見るまで』の順で録音をおこなった。そのシステムについてだけ解説しておこう。 編集時にスクリーン撮りしたDVビデオをDVデッキに入れ、そこに「オーディオインサート」をするのが…

編集作業さらに

映写機にかけて確認する。映写機はフジSD20。上映で使うのはエルモGS1200がいいが、録音性能にすぐれているのがフジのSD20とSD25だ。どちらもヤフオクでの落札価格が高い機種だろうと思う。 しかしこのSD20、なかなか動いてくれない。なにがどう機嫌を損ねて…

音楽のことをさらに

アルジェリアのポップミュージックであるライを聞いている。シェブ・ハレド、シェブ・カデールなど。乾いた音楽に安っぽい打ち込みのパーカッションがいい味を出している音楽。ちょうどハヤカワSF文庫『重力が衰えるとき』というアラブ世界が舞台のサイバー…