山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

新作3本の録音


『武蔵野ブラウン運動』『スターレーンをめぐる円周運動』『富士山へ飛ぶ夢を見るまで』の順で録音をおこなった。そのシステムについてだけ解説しておこう。
編集時にスクリーン撮りしたDVビデオをDVデッキに入れ、そこに「オーディオインサート」をするのが本日の作業。
写真のラックの一番上にあるのがDVデッキのパナソニックNV-DM1。もう据え置き型の家庭用DVデッキは作られないようだが、これはソニー、ビクター、パナソニックから出された大きめのデッキと違って、メカ部分はカメラのものを流用し、そこにアナログ/デジタルコンバーターやら地上波とBSのチューナーを加えたコンパクトサイズのDVデッキだ。コンセプト的には中途半端な製品がもしれないが、重宝している。とくに最近は自分の8ミリ作品の音声のマザーをつくるのに使っている。
下の座卓の上にあるのはiBook、そしてポータブルCDプレイヤー、3chのミキサー(ビクタ-製)。その横に三脚にガムテープでくくりつけてあるのが、エルモのマイク。おもしろいもので、スペック的にはさして性能がよくないこのマイクが、8ミリの磁気トラックに録音して、よくある映写機から、よくあるアンプとスピーカーを介して出すときに、もっとも聞き取りやすくなるのだ。そういうことを想定してチューニングしてあるのだろうか。たぶんそうだろう。こういうキメの細かさが日本製のオーディオビジュアル製品の特長のひとつでもある(あった?)。