山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

ダークソウル2(PS3)


ダークソウル2』を約2ヶ月かけて堪能しました。
ダウンロードコンテンツ3つも購入して終了。感想をいくつかの項目別に書きます。

【奇想/センス・オブ・ワンダー
デモンズソウル>ダークソウル>ダークソウル2
映画でもヒットするとシリーズ化されたりするけれど、ほぼすべて最初の作品を超えられない。何がどうしてダメなのかというと、最初の作品で広げた風呂敷を超えられないからだ。説明に終始しているうちに、どんどん作品世界が小さく、チンケになっていってしまう。映画で例えれば『スターウォーズ』『ダーティーハリー』『猿の惑星』なんてのが頭に思い浮かぶ。
『ダークソウル』および『ダークソウル2』も、この部分では『デモンズソウル』を超えられなかった。(ちなみに3作品ともディレクターが異なる)

【操作性/敵の挙動】
この点でもシリーズを追うごとに劣化している。そもそもアクションゲームなのだから、前の作品よりも自キャラの操作性が劣化しているなんて、致命的な欠点だと思う。
また、敵の挙動についても、具体的に書くとネタばれになってしまうので書けないけれども、似たようなものが多かったという印象だ。
ボスの数は増えたけれど、どいつもこいつも似たような感じで、印象に残るような強烈なキャラクターを持ったボスがいなかった。

【よい点もある】
前作の欠点を解消したことは評価できる。というか当たり前のことか。
ダウンロードコンテンツのデキはとてもよかった。ひとつ800円、3つまとめて2000円だが、その価格に見合うぶんのボリュームと仕掛けが楽しめた。(自分は中古でディスクを買ったので、じっさいゲーム製作した側に利益が入るのはこのダウンロードコンテンツのみになるわけで、そりゃ力も入るだろう。こういう商売のかたちが今後は主流になってくるのかな)

【今後の最大の課題】
それは他プレイヤーの侵入についての調整だろう。
このシリーズのきわめて大きな魅力が「他プレイヤーと協力してボスを倒すことができたり、他プレイヤーが勝手に侵入してきて敵対することがある」という点だ。
他プレイヤーが侵入してきたとの表示が出たとたんに、いきなり自分のなかでアドレナリンがぶわっと出てくるのを感じる。
プログラムに用意された敵と戦うのでなく、じっさいにこの世界のどこかに存在するプレイヤーとの戦いは予測不能だし、それゆえにスリリングだ。
(侵入されるのがいやならネットとのつながりを切断すればいい。そうすると協力プレイもできなくなるけれど)
ところが今作、侵入プレイがしにくい仕様にされてしまった。侵入が多すぎるのはうざいが、侵入が少なすぎるのはつまらない。
このへんの調整が難しいのはよくわかるけれど、それこそゲーム制作者の腕のみせどころでしょう。
ドラクエ10』の最大の欠点もそこにあった。何か問題が発生すると、まるで校則の多い学校のように、とりあえず制限することで回避しようとしてしまう。結果的にゲームがつまらなくなる。禁止することは簡単であって、それで解決しようとするクリエーターは「無能」と呼ばれても仕方ないと思います。
(『グランドセフトオートV』のように乱戦できる場を用意するテもあるが、あくまで「自分の世界に悪意を持った侵入者がやってくる」からアドレナリンが出るわけで、そこは堅持してほしい)

【結論としては】
前作「ダークソウル」は新作で買い、あまりにもネット部分がズンドコだったので今回は発売から半年手を出さずにいた。その間に出たいくつかのレビューを読んで「やはり劣化しているのか」とまったく期待していなかったため、楽しくプレイできた。
なのでダウンロードコンテンツも購入したのだった。こちらは本編よりもデキがよかった感じ。
ファンタジー作品としての醍醐味である造形の奇想については、やはり「デモンズソウル」に及ばない。こういうところはやっぱディレクターのセンスなのかな。
というわけで来年(2015年)に予定されている「デモンズソウル」ディレクター、宮崎氏の新作「ブラッドボーン」に期待するということになってしまうのだけれど、これってPS4作品じゃないの。うわっ。ハードも買わないといけないのか。ハード(Wii)ごと購入してゲームがダメダメだった「風来のシレン3」みたいなことになったらかなり落ち込むんですよねぇ。

【つけたし】
自分は子どもの頃、人形遊びをする男の子でした。なので、このテのファンタジー系ゲームにつきものの「自キャラメイク」がけっこう好きです。この作品は比較的豊富な装備があるので、着せ替えコーディネートも楽しめました。最終的に添付画像のようなコスに落ち着いたわけですが、まったくスペック(防御力などの数値)は無視しております。しかし今回気づいたのは、協力プレイなどで他のプレイヤーの装備が見れたり、ブログのプレイ日記などを読んだりしてるのですが、金属製の鎧でがちゃがちゃした格好であったり、素早さ重視のために裸(下着のみ)だったりの人が多いのです。やっぱ男性プレイヤーだらけなのでしょうかねぇ。女性プレイヤーは「ファイナルファンタジー」の方にいっちゃってるのか。