山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

茨城県下館を夜うろつく


いま『ダークソウル2』というゲームをやっているのだけれど、敵や罠におびえながら薄暗い迷宮を探索するのは明確に快楽的な行為だとひしひし感じている。
敵も罠もないけれど、見知らぬ街を夜うろつくのがとても好きだ。子どもの頃からそうだった。
塾通いが好きだったのは、勉強が好きだったからではなく、その行き帰りに、ちょっとだけそれまで通ったことのない道に入ってみることが大好きだったからだ。
もういいトシになったのだけれど、この快楽は相変わらずです。
9月のはじめにバレーボールの2日間の連戦が茨城県結城市というところで開催されたので観戦に出かけた。で、どうせなら泊まってしまおうと考えたのだった。幸い、となりの筑西市下館駅のそばのビジネスホテルが税込み3700円で泊まれるみたいだし。
というわけでバレーボール観戦のあと、下館の夜の街をうろついてみた。
下館はむかし、ちょっと栄えたことがあったらしく、古い建物がちょっと残っている。が、いまはさびれているので夜の街にはさほど人通りがない。車は通るが人は夜歩いていないというのは、どこの地方の街でもいっしょだろう。
車に折りたたみ自転車を積んであるので、徒歩でなく、自転車でわりと広範囲に下館駅の北口あたりをうろついてみた。添付画像はそのときに撮ったものです。
特筆すべきものはとくにないのだけれど、いつものように、時間が溶けていくような感覚におそわれた。
時間が停滞して、混乱しているような感じ。それは不快と快楽をミックスさせたような感触だ。
すると、100メートルほど先を歩いている人が、異常なほどゆっくりと、そしてぎくしゃくと歩いていることに気づいた。
そう。ゾンビのような歩きかたです。
「!」
立ち止まってよく見つめる。
身体に何らかの障害があるのか?
いや、やはりあれはゾンビ歩きだ。ゾンビ、ゲームでは大流行だしな。
すると空気がぐっと濃密になった。重くなった感じ。
いかん。雨が降る。もううろつきは切り上げて居酒屋にでも入ろう。
で、たいてい、狙いすぎてハズレの店に入ってしまうんですよね。