セイクリッド2(PS3)
このゲームは「ま、レビューしなくていっか」と思ったので画像を撮らずにすでに売り払ってしまいました。けど、思い直して書きます。
プレイ時間は80時間超。
剣と魔法世界のアクションRPGです。アクションとしてはヌルめ。難易度設定にもよるけれど、イージーならボタン連打で進められる。
メインストーリーもあることはあるが、500あまりのミニクエストで成り立っている。私は300ほどやりました。おつかい程度の短いものが多い。ストーリーは淡白。ザコ敵がザクザクとアイテムを落としてくれるので、持ちきれないほど集めて、街に戻って売り払ったり装備換えしてみるのが楽しい。
和製RPGだと、最初はのんびりしていて、終盤に世界を崩壊させる悪がはびこり、悪の親玉(ラスボス)を倒すことへ向けて盛り上がっていく、というのが定番だけれど、そんなことなく淡々と進みます。
どのレビューでも書かれていたことだけれど、上空からの見下ろし画面に慣れるのに時間がかかる。やはり、どんなに描画が遅れて不自然なことになっても、これから目指す先の遠くまで見渡したいじゃないですか。高いところに登ったら「ああ、絶景かな」といきたいじゃないですか。それができないのはストレス。でもそのぶん、描き込まれたものは細かくて楽しめます。『オブリビオン』のように、結局は巧妙なコピペで構成された世界とはひと味ちがう。
キャラの育成を楽しむゲームでもあるのだけれど、このシステムがやけに複雑で、なかなか理解できない。たぶんクリアして今も、理解できていない要素が多数ある。育成方針を変えて2週目、3週目もいいだろうし、そもそも同じ世界に同時に複数の自キャラも可能らしい。ネット接続して他のプレイヤーと協力もできるらしいので、遊び方の間口は広い。
それとゲーム世界もやたらと広い。もしかしたら現在、日本語版がある家庭用RPGでは最大のゲーム内面積があるかも。地形が単調ではないので世界探査それじたいに楽しみがある。
こんなゲームでした。
添付画像ではこういう剣と魔法世界モノのお約束のような「女性キャラはほとんど裸なのになぜ防御力は鎧なみ?」な画像。
でもまったくエロ要素ありません。「萌え」「感動と熱血(の押し売り)ストーリー」は和製RPGの特徴なのか?