山崎幹夫の各種センサー

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映像のエロ表現その5/自主製作映画

自主製作映画はエロい。いやちがう。自主製作映画だからってエロいシーンがあるのはほんのわずかしかない。けれども、たとえちょろっとおっぱいが見えているだけのようなシーンでも、それは商業映画の何倍もエロい。
だから自主製作映画の作者はそのことに自覚的であってほしい。何が言いたいのかと言うと、もっとエロい映画つくってよ。気取ってばかりいないでさぁ。
まあ、それは失言ということにしてもらって、ではなんで自主製作映画での裸とかからみとかがエロいのだろう?
たぶんそれは、出演者も、撮影者(カメラの後ろにいる人間たち)もウブだからだろう。
性的なことにウブではないとしても、性的なことを表現することにウブなのだ。そこがいい。観客のエロ妄想を刺激する。
だからアダルトビデオの世界でも「素人ハメ撮り」という文言がウリになるわけだろう。
添付画像は『虚港』より。どなたかの自主製作映画の1ショットをキャプチャーして添付しようと思って、じつは「おお、あれだあれだあれがいい」と思った作品があるのだけれど、残念ながら作者(兼被写体)と面識がないのであきらめました。なので自前で。
さて、ウブであることとは別に、もうひとつ言えることがある。
これは予定調和的ではない、ということだ。
アダルトビデオはエロ表現をしなくてはならない。しかし自主製作映画には、そんな決まりごとはない。結果的にエロくなってしまったということは、予定調和ではない。タナボタのようなものだろう。タナボタって、最高にうれしいじゃないですか。

(追記…この記事は気がついたら「公序良俗違反」とのことで公開停止措置が取られていました。添付画像がダメとの判断が下されたようです。しかし記事の中で書いているように、これは映画作品『虚港』の一場面にすぎません。まあしかし、画像は削除することにします)