山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

不揃いのアンテナたち@入間市


もう過ぎ去ったことなのでこのブログでは書いたことがないのだけれど、私、アンテナフェチです。
一時期、アマチュア無線に凝っていたことがありました。もちろん、まっとうな周波数でまっとうな内容の無線ではありません。月刊誌『ラジオライフ』『アクションバンド電波』を熱心に購読して、広範囲にいろいろなことをしました。
その副産物で、いまだにアンテナに関してフェチ的な視点で鑑賞してしまうのです。
画像は車でとおりがかりに目撃した入間市(市役所近く)のビル(アパート)の上のアンテナ群。不揃いなところが妙にいい。アジア的混乱の風味があります。
アマチュア無線で機械を改造して(改造ということばを使うのが恥ずかしいほど簡単)、正規の割りあてでない周波数帯を使って遊ぶのをアンカバー無線と言います。これって、まるで2ちゃんねる(の悪いところ)のような世界だったのね。
2ちゃんねるというものが盛り上がった2001年から2002年ぐらいに、私は「アンカバー無線に比べたら、2ちゃんねるは平和だよな」と思っていました。アンカバー無線は、力で他をねじ伏せてしまうことができたのですよ。つまり、荒らしがパワーをブチこむと、他の人が書き込みができない状態になってしまうようなもの。
その反面、ネットほどの匿名性がないのね。だから「荒らし電波」を発しているヤツを、複数の人間が八木アンテナ(方向を特定できる)とハンディ無線機(つまりトランシーバ-)を使って、居住地を特定することが可能だった。これを「フォックスハンティング(狐狩り)」と言っていました。荒っぽいことだけれど、おもしろい。インターネットにはないような直接暴力性があった。
まだ覚えているうちに、いまでは信じられないようなアンカバー無線のイタズラについて書いておきたいものです。