山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

アクションバンダー趣味の思い出その4


ちょっと前の携帯電話にはアンテナがついてました。一本だけのアンテナをグランドプレーン型と言って、全方向に向けて電波を送受信するものです。
いま、家の屋根の上に乗っている、アナログ地上波テレビを受信するアンテナのようなかたちを八木型と言います。一定方向からくる電波を受信するために適したかたちをしているわけです。
さて、添付画像はその八木型アンテナです。これはトランシーバーにつける用途のものです。
テレビアンテナとは逆で、こちらは「この電波はどっちから飛んできているのか」を調べることができるのです。
ある不審な電波があるとします。アマチュア無線に許可されたところではない周波数を、長時間占有しているような電波。ネット掲示板における「荒らし」のようなものです。
2人が別々のところから、この八木アンテナをつけたトランシーバーで、その電波が発信してくる方向を計測します。
地図上に線をひいてみれば、おおざっぱながら、発信源がわかります。そうして特定していくのです。
これがフォックスハンティング(狐狩り)。
悪質であるなら電波を管理するところに通報してもいいだろうし、もっと直接的にピンポンして圧力をかけるのもいいでしょう。
じっさいには私はやったことはないけれど、これ、けっこうコーフンできるような気がします。現実の町のなかで、見えない敵をあぶり出して特定していくのはかなり楽しそう。
さて、なぜ「周波数帖」を持っているかの解答がここにあります。
アマチュア無線に許可された周波数の外で交信するときに、そこが警察、消防、救急に割り当てられた周波数ではないことを確認するためのものだったりするのです。
遊びなわけですから、どうせなら空き地で遊ぼうということで。
でも世の中、おかまいなしに警察、消防、救急に割り当てられたところを使ってくだらない会話を交わしている連中がいます。そういうやつらには、突如乱入して
「ゴルァ、てめーらフォックスかけたろか!」