山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

アクションバンダー趣味の思い出その3


やっとiMovieHDを使ってフレーム書き出しできるようになりました。添付画像は『泥のなかで生まれた』の最初の方のショット。これがワイドバンドレシーバーの1号機で5千円ぐらいの品。これでずーっと警察無線を聞いておりました。
ずーっと聞いて、すなおな感想。
「警察官ってたいへんだなぁ」
窃盗や傷害事件なんてめったに起こらないものです。
駐車の苦情、夫婦喧嘩の仲裁、「何か不審な音が外でした」「誰かが玄関ドアを叩いた」など被害妄想かもしれない通報、カラオケ騒音の苦情などなど。
わざわざ110番するなよなーと、傍受している方が思うのだから、警察官の胸のうちを察します。
一度だけカーチェイスがあったけど、聞いててドキドキ興奮しましたね。方面台も警察も現場の警官も興奮して、生き生きとしてました。
あと隠語もおもしろい。
暴走族のことは「マルソウ」、学生は「マルセイ」。免許からの身元照合が内線番号に由来する「123(ひゃくにじゅうさん)」。あるとき「マルコメ」と言っているのがわからず、のちにわかったのですが「精神病者(らしい)」という隠語でしたね。「精」の字のへんから「マルコメ」と言うのだそうで。
前回書いた「架空の警察無線」は、そこらへんの隠語を使いまくって楽しむものでした。
私は聞いているだけでしたが、参加してしまうことも簡単にできたのね。参加って書いたけれど、これは警察にとってみれば妨害です。当然、処罰の対象となる違法行為です。
当時、売られているトランシーバーを改造することで、簡単に警察無線の周波数で送信できたのでした。
改造が難しいかと言えば、これがとんでもなく簡単で、トランシーバーの裏蓋を開ければ不必要に長いリード線があって、それをはさみで切るだけで改造終了です。それどころか、ボタンを押すだけで改造できる機種もあったりして(押し方は雑誌『ラジオライフ』に書いてあった)。
警察、消防、救急に割り当てられている周波数で勝手に電波を出すことは違法だし、ひんぱんに電波を出して妨害行為をしているやつはつかまります。
そうインターネットでもIPアドレスから発信者が特定できますが、電波も原始的な方法ですが、時間をかければ発信源を突き止めることができます。
そして電波の場合、これが個人でも可能なのです。違法な迷惑電波をタレ流す家を特定して、ピンポンすることができすのです。これを通称「フォックスハンティング(狐狩り)」と言っていました。
次回はこのことについて書くことにしましょう。