山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

PFF入選作上映@フィルムセンターはじまる


本日初出動してきました。
きょうは上映前に手塚眞くんが来て映写のチェック。その結果、『UNK』はオリジナルフィルムで上映することになりました。
それで想像したのですが、けっこう作家が、お忍びで自作の上映を見にきていたりして。
どうせ来ているなら挨拶とかコメントとかさせたいものです。というわけで、私が映写を担当しているときは、目を光らせておいて、上映する作品の作家がいたら声をかけることにします。このことはフィルムセンターも了承済みですので、声をかけられたらことわれない性格の人は変装してくるように。
そう言えば、20年以上前のPFFのときも、映写室から観客チェックをしていました。
何を探していたかというと、映画監督を探していたのです。
撮影所の崩壊後に映画をつくりはじめた私たちは、撮影所で培われてきた映画づくりの作法とはあまり縁がありません。
撮影所とは無縁のところからはじめた自主製作映画に、撮影所出身の映画監督ははたして興味を持って観に来てくれるだろうか。そこらへんに興味がありました。
残念ながらCMディレクターの姿は見えても、審査員以外の映画監督を発見することはできませんでした。
当時イメージフォーラムディレクタ-だった中島崇さんが「ハリウッドの商業映画監督はアングラ映像を見に来て何かを盗んでいこうとするけれど、日本の商業映画監督はしないね。へんなプライドがあるのだろうか」と言っていた、その通りでしたね。