山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

黒糖焼酎の「淡麗さ」について


昨日の「風来のシレン3」のところへの那田さんのコメントは黒糖焼酎についての内容で、その返事を書き込んでいたら長くなったので、独立させて記事にすることにします。
那田さんの書き込みは

「私は「里の曙」のほうが淡麗で「レント」のほうが辛い感じがするのですが・・・
 両方行きつけの店に置いてあるので交互に飲み比べたので間違いないと思うけど、度数の違いかな?」

というものです。
おそらく「淡麗」をどう定義するかの問題でしょうけれど、これってうどんの「コシ」とおなじで使い方に個々人の差がありますよね。
私はまず「クセがなく抵抗なく飲める」ことが淡麗だということにして、そういう意味では「里の曙」はほんのりと黒糖らしい風味を感じさせるので、よりすっきりしている「れんと」を「もっとも淡麗」としました。
すっきりしているからと言っても、水と同じではないわけで、どちらもアルコールが含まれている感触や、風味はしっかりと存在しています。
「辛いかんじ」というのは「アルコール感」でもあると思うのですが、この加減もまた好みは人それぞれ。たしかに、ある程度ピリッとしていると、それはキレに通じていきます。
で、また、この「キレ」という表現もクセもので、人によって「重たい斬撃感」を言う人と「軽いゆえのスピード感」を言う人とに分かれるわけでして。
体調、つまみ、季節(温度や湿度)、器の形状、使う氷の素性なんかも要素としてありますが、もっとも大きいのは飲み方かも。
ぐっと喉に落として飲むのか、舌の上で回して飲むのか。
舌の上で回していると、黒糖の風味が立ち上ってきます。しかしフツーはそんな利き酒のような飲み方はしません。つい、私のようにブログで感想を書いてやろうと思っていると、舌の上で回しがちです。分析的になってしまうのです。これはフツーの飲み方ではないわけです。
さて、私もいま「里の曙」と「れんと」を飲み比べてみました。
「里の曙」は喉ごしがよりするっとしていますね。「れんと」はピリッとした刺激がある。どちらも風味はほんのりと感じるていどにとどめています。
おそらく黒糖焼酎を飲み進むうちに、日本酒でそうであったように、自分の好みも変遷していくことでしょう。
現在はまだ初心者ですので、ガツンと何かが突出しているような品に目が向いてしまいます。そういう意味では、現在のところ、黒糖風味をガツンと押し出している「朝日壱乃醸」「龍宮」「長雲(花おしょろ)」が自分の好みです。「珊瑚」は淡麗なものと芳醇なものの間にあって、いいバランスを保っている品だと思います。
さて、なかなか「全部の蔵元から最低一品紹介」に到達できていませんが、マイペースで飲んでいますので、もうちょいお待ちくだい。
添付画像は「マイ酒蔵2号」となりが冷蔵庫という絶好の立地。