山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

LLPW2.12両国大会をテレビ観戦しての感想その1

内菜という女子プロレスラーの存在が鍵になってくるかもしれない。
内菜は性別は男である。
え?何言ってんの?と思うでしょうけれど、まあ聞いてください。
男子レスラーが女子の団体にまざってプロレスをしているのではない。男が、女子プロレスをしているのだ。
わかんないかな? まあ、かなり複雑かも。
そもそもプロレスは、プロフェショナルレスリングを略しているコトバだけれど、アマレスをプロ化してものではなくなってしまった。だから、アマチュアプロレスという語義矛盾するようなものが世の中にあるわけですよね。
それの発展でもあって、じつは日本では力道山の男子プロレスよりも先にあった女子プロレスってものは、男子プロレスとはまた異なる表現の形態をもっているわけなのです。
だからこそ「男子プロレスではなくて、私は女子プロレスラーとして女子プロレスとやりたい」と思う男性が存在する。
内菜は3人目の「男の女子プロレスラー」。その前の2人は、コンセプトをわかりやすくするために「オカマちゃんレスラー」として活躍した。しかし、内菜はお化粧したり、女言葉でしゃべるというスタイルを踏襲しつつも、するっと女子プロレスにとけ込んでいるところがおもしろい。その立ち位置からは「それで、あなたの心のなかの女子プロレスって、どんなものなの?」という問いかけが発せられている。
内菜のブログは
http://blog.livedoor.jp/koll/