山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

8mm映写機4台を解体する

最盛期には総計21台の8ミリ映写機を所有していた。
あまり積極的に修理をしないから、じょじょに故障機が多くなっていたが、捨てはしなかった。何か部品取りができるかもしれないと思ったからだ。
しかしよくよく考えて、自分の作業スペースを確保するため、また、きちんと動く8ミリ映写機をもうちょっとてもとに置いておきたいという思惑があって、どうしようもない映写機を廃棄することにした。
吟味して、4台を選んだ。
いちおう解体してみる(写真を乗せようかと思ったけれど、屠殺現場のように感じるひとも、このブログの読者にはいるだろうと思うのでやめた)。
驚いたことに、40年前の古い機種でも、ベルトはしっかりしていたりする。不思議だ。8ミリ映写機のベルトはゴム製だから、すべからく経年変化で劣化していくものだと思っていた。ところが、まだまだ使えそうなくらい元気だ。ひっぱってみてもきちんと弾力がある。
ということは、ゴムベルトの劣化は、単純な経年劣化ではないのかもしれない。温度や湿度が関連するのだろうか。よくはわからないものの、まだまだ世の中には、とてつもなく古いのに、まだなんの衰えも見せずに動いている映写機があるのだろうと思った。
もったいないので、ゴムベルトは取り外した。これはまだ使える。
作業をしていると、古い機械の匂いが部屋に立ちこめる。思わずうっとりとしてしまったりして。やっぱ機械フェチだな、私は。