山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

WAVE 2013.7.15@後楽園ホール


1年ぶりにプロレス生観戦してきました。
観戦した団体はWAVE。男子レスラーの参戦はない、純女子プロレス団体です。春先からやってきた14人参加のシングル総当たりトーナメントの決勝戦
自分がもっとも強く惹かれたカードは中島安里紗vs朱里の一戦(添付画像左が朱里、右が中島)。
これはこのトーナメントのなかで一回実現していて、それが両者の初対戦だったらしいのだけれど、アタマのなかで想像してみたところ、なにかとてもいい、キーンと澄み切った音が響き合うような試合になるように思えたので。
試合はまあまあよかったです。バチバチ花火散らし合っていたし。

それよりも「女子プロも進化したよなぁ」という感覚にたびたびおそわれました。
なんと表現したらいいのか迷うけれど、まず思ったのは、ようやく団体よりも個人ベースの戦いに移行してきたということ。
プロレス団体というものががっちりあって、それを主体に興行が行われているとすると、なんとなく体育系サークルっぽさが出てくる。かつての全日本女子プロレスがそうなんだけれど、先輩と後輩の格差とか、ほっぺたの赤い感じの新人レスラーが、ボディスラムとドロップキックと押さえ込みだけで試合することを強制されていたりだとか、それはそれで萌え的な要素もあるし、早くから目をつけた新人レスラーの成長を見守る楽しみもあった。
そういうのはもうこのWAVEにはない。
団体というよりプロモーションなのだろう、ここは。
もうひとつ思ったのは、例えば90年代だと、ほとんどの女子レスラーは全日本女子系か、ジャパン女子系に分類できたと思う。それが、もう、まったく通用しなくなっている。我闘姑娘アイスリボンで育ったレスラーは、そもそものコーチがさくらえみだから、その2つのどちらの系統にも属さない。
また中川ともかのように、TAKAみちのく海援隊道場出身であったり、朱里のように、そもそもがハッスル出身であったりするわけだから。

できれば毎月一度ぐらいプロレス観戦したいものなんだけど、さて困った。なかなかこれだっ、という興行がない。