山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

一回転バルブの現像上がり


一回転バルブ撮影、『銀河のどんぶり直し』の最後のロール、熊谷での夜の街のスケッチ撮影の3ロールの現像上がりをひきとってきた。
まだ映写機にかけて見てはいない。こういうの、以前はすぐに見たくてたまらない気持でいっぱいで、製品で手動で8ミリの50ftリールを入れて、それを太陽光のプリズム透過で見るという装置が昔あった。それをしばらく借りていたときは、現像が上がりをひきとると、もうビックカメラとかヨドバシカメラの前でその小さな装置にフィルムを入れて、なりふりかまわず仕上がりの確認をしたものです。
そんなことはともかく、現像上がりのロールの最初の部分を見ていて、思った以上に成功しているのではないかと感じた。
予想した以上にコマとコマの連続性が焼き付いていると思ったのだ。
まったく異なる光の軌跡が焼き付いていれば、それはチカチカした映像になる。
しかし連続性があれば、それは単なるチカチカではなくなって、何かの意味をはらむからだ。
さて、どうなっているか。それをどう判断して切り刻むか。切り刻んだものを、なにと組み合わせて配列するか。
そうして作品が出来上がっていく。
うわっ、しかしこの添付画像だけを見ると実験映画ですよね、これ。
はさむ映像がもたらす情感によって、どれだけクールな実験映画から離れられるかが課題かもしれない。