夜の街でバルブ労働者
『バルブ労働者』というのは大川戸洋介の作品のひとつ。しかし「大川戸洋介読本」をプロデュースした私でさえ、大川戸作品でバルブ撮影をしたカットを見たことはないと記憶する。なぜそんな題の作品があるのだろう?
それはともかく、バルブ撮影は疲れます。夜の街でのバルブ撮影といえば、かわなかのぶひろさんの『B』『Bふたたび』だけれど、かつてそれを見て私は「ん?期待したほど官能的じゃないなぁ」と思ったのだった。やはりバルブ撮影は激しく光りがほとばしる、伊藤高志タイプのものがいい。
長らくそう思っていたのだけれど、そう思っているうちは伊藤高志を乗り越えることはできない。いや、べつに乗り越えなくてもいいんだけれど、できれば乗り越えたいわけじゃないですか(←何を言っているのやら)。
というわけで、いろんな動きを試してみた。きっと、まだ開発されていないような動きによって導き出される映像があるはずだ。