山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

ゼノブレイド(Wii)


Wiiを持っている人で、かつネット接続できる人は「みんなのニンテンドー」チャンネルというものが見れる、そこではWiiのゲームをユーザーが評価できる場所がある。そこでユーザーから最高ランク「プラチナ」の評価を受けているゲームがひとつだけある。
それがこのゼノブレイドというRPG。なんと、マリオやらゼルダの伝説やらスマブラXを押しのけて、孤高の評価を獲得しているのだ。
ほかのゲームレビューサイトでの評価もいいことから、プレイしてみることにした。
プレイ時間は150時間ちょい。
最初のうちはちょっとげんなりした。
目が大きく描画されている登場人物たちが、まるで絵空事な台詞を発することに「ううう、日本製RPGじゃのぉ」とげんなりしてしまったのだ。
なので最初の40時間ぐらいは惰性でプレイしていたような気がする。
お人好しでまっすぐな(だけの)主人公。頭は悪いが力持ちの幼なじみの相棒。どこからどうみても「いい人」な兄貴。じつは高貴な家柄の高飛車なお嬢さま。冷静で頼れる回復役のおねえさま。ぷよんぷよんと丸っこくて「~だも」という口調の生物。
ね、ね、うんざりするでしょ。
しかしそんなうんざり気分を吹き飛ばす出来事が起きた。
現実世界でビンラディンが米軍に殺された日のこと。その夜プレイしていた『ゼノブレイド』内では、まるで偶然のように、登場人物のひとりが「憎悪の連鎖は断ち切らなくてはいけない」と言ったのだった。
ちょっと心にしみた。
いいじゃない。日本製RPG
まー、RPGだけじゃなくて、たとえばアンパンマンなんかにも、表面上の平和主義の裏側には、特攻隊精神と呼ばれたものが入っているんだけどね。
そんなわけで、その後はけっこうのめりこんでプレイしたのでした。
もひとついいところを上げると、地形がおもしろい。
現実世界のように平面的に四方に広がる世界でなくて、とてつもない大きな「神」の身体の上に棲む所を築いて生きているという世界なので、ありえないような複雑な地形をしている。そこをさまざまなクエストで走り回ることでだんだん構造を把握していくところがうまくできている。
やり込み要素、武器防具のカスタマイズ、構成員の育成もしっかりできている。
こりゃ、続編出たら売れますな。たぶんワタシも予約して新品購入するぞ。