山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

生まれ育った場所を夜、ふらっとうろつく


このところしばらく「焼き団子」について調べている。甘辛のたれをつけるのではなく、醤油にひたして焼いただけの素朴な武蔵野スタイルの焼き団子だ。
ネットを検索し、ブログから情報を抽出し、その場所へと訪れる楽しい作業を繰り広げている。いずれ、何らかのかたちでまとまることになるかもしれない。
それはともかく。自分にとっての焼き団子の原点体験は何かと考えると、子どもの頃に住んでいた場所にあった和菓子屋の焼き団子だと思い当たった。
もう、その和菓子屋はない。
和菓子屋どころが、そのあたり一帯、私が子どもの頃にあった店はすべてなくなってしまっている。
現在住んでいる場所から、子どもの頃住んでいた場所までは、自転車で15分。
今夜はみょうに温かいので、妻と子どもが寝たあと、ふらりと出かけてみた。
掲載画像は小さな公園の小さなすべり台。
ここには、子どもの頃、木造の家が2軒あった。
すべてが変化していて、自分を拒絶しているような気がする。
しかし、その拒絶の感じさえも、逆説的に受け入れている感じが自分のなかにある。
あー、そろそろスーパーが閉店の時間だ。半額の総菜を何か買って帰り、ビールと黒糖焼酎を飲み、今日撮った画像をながめながら、いま住んでいる場所、子どもの頃に住んでいた場所、それから、もっとその周囲の武蔵野と呼ばれる郊外の地形やらなにやらについて思いをめぐらすことにしよう。