フジSD20の不調原因をあれこれ調査する
8ミリ映画の映写にはエルモGS1200が定番だけれど、こと音声の録音に関してはフジSD25かSD20がいいとされている。
じっさい、私もあれやこれやと映写機をいじくってきて、映写はもちろんエルモGS1200だけれど、録音ではフジの映写機を使用することが多かった。ここ最近の作品でも、フジSD20でやっている。
しかしイマイチ調子が悪いので、いじくってみることにした。どうもうまく動いてくれない。モーターがあたたまるとなんとか動くのだけれど、それまでが不安定なのだ。まず、素人考えだけれど、モーターのトルクが原因ではないかと思った。この映写機は映写ランプソケットと、ベルトを交換している。ベルトはOリングを使っている。それがマッチングしていないのではないかと考えたのだ。
しかし違いましたね。あれこれいじくってみて、ベルトが原因ではないと思った。やはり機械内のどこかの接点がうまくいってないようすだ。そうして、いろいろと試しているうちに、どうにか回答らしきものが得られた。接点回復剤はないので使用していないものの、スローの正転をさせることからスタートすると、うまく動いてくれる確率が上がることがわかった。根本的な解決ではないけれど、コツさえつかめばこっちのものよ。