山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

フジカP300とP300Nの差異


昨日書いた1995年で製造中止のボタン電池MR44だけれど、テスターで計測するとちゃんと使えた。これは驚いた。電池ってのはどんどん自然放電していくものだと思っていたのだが、これは違うのね。そう言えば、昨年だったか、スーパーファミコンソフトをヤフオクでたくさん売ったのだけれど、出品する前にスーファミに挿してみると、データイースト製のソフト以外は10年前のデータがちゃんと使用できたので驚いたものだ。当時は「数年でデータは消える」とか言われていたし。それはともかく。
落札したP300は2台。ちょっと見ただけでも細かいところに差がある。マイナーチェンジしているわけですな。添付写真は落札して届いた3台。右下に写っているグリップ下部の形状がかなり異なるのがわかるかと思う。個人的には旧型(下の方)の、コインを使わないで開けられる方がいいと思う。
その他、細かい違いがいろいろと目につく。
1、レンズの上にある測光窓に、P300Nはちょっとしたレバーがついていて、これをずらすと窓を少し塞ぐことになり、ちょと絞りが開く。要するに逆光補正ができるわけ。
2、グリップにP300Nはちょっと滑り止めのためなのか、ギザギザ模様が入っている。しかし、このカメラは数有る8ミリカメラのなかでも、きわめてホールディングしやすい(手持ち撮影でのバランスがいい)カメラなので、さほど効果は感じない。
3、中に入っているフィルムの巻き取り軸が見える窓だが、旧型の方は虫眼鏡のように拡大して見える。これは拡大して見えた方が使い勝手的にいいと思うのだけれど、コストカットなのかな。
このくらいかな。P300とP300Nと表記したけれど、ボディに刻印されている型番はP300でいっしょだ。だからヤフオクでは画像から、グリップ下部の先が尖っているかどうかと、測光部が黒いかどうかで判断できる。下部が尖っていて、測光部が黒いのがP300Nですな。
だから何だと言われそうだが、これからP300限定のフランケンシュタイン博士になるつもりなのです。つまり、前回の大失敗にめげず、使えない2台ないし3台から使える1台を再生したいわけですよ。ま、しかし理想は高くてもスキルが低いから、ポルポト政権やキムイルソン政権みたいにならないように心して臨もう(なんのこっちゃい)。