山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

ソニーCCD-G100STの思い出


(昨日から続く)つぎに購入したのは8ミリビデオ。しかも「ビデオウォークマン」という売り文句で発売されたセパレーツ型のもの。カメラ部の型番はCCD-G100STでデッキ部はGV-U5、これに液晶モニターも合わせて買ったのだが、モニターはほとんど使う事はなかった。
いまさら何でセパレーツ?と思うでしょうけれど、この当時、オーディオの構築を熱心にやっていて、オーディオの世界は凝れば凝るほど機械が分離独立していく。アンプがプリアンプとパワーアンプに分離し、CDデッキがターンテーブル部とD/Aコンバーター部に分離していったりするわけですよ。だから、その発想で、カメラ部とデッキ部をあえて分け、スペックが上がった方を入れ替えていくという提案に飛びついたわけ。
ところがっ!
ソニーはそのあと、この提案をまったくフォローできなかったわけです。しかも、製品としてもじつに壊れやすかった。画像はないかとヤフオクをざっと検索したけれど、ジャンク品がちょっとみつかっただけ。まあしかし、まだソニー信仰のような気持ちが残っていたから続いてHi8のVX1という同じソニー製品に移行したわけだけれど、これまた「ソニータイマー」が発動しまくって、私のなかのソニーへの信頼は底をついてしまったわけだけれど、それは次の話。
このセパレーツ型8ミリビデオでつくった作品は寺山修司さんと谷川俊太郎さんの『ビデオレター』をひとりでパロディした『身捨てるほどのワタシはありや?』だけ。しかし作品にならなかった映像はたくさん撮っている。
やはり軽くて小さいということは重要なことだ。カセットも小さくて2時間回せるわけだし、気軽にたくさん撮れる。夜、どこかの街を酔っぱらってうろつきながら、ずっとカメラを回していたりした。そんな映像素材がたくさんある。