山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

『風の積分』の真似をしてみる


残り40秒のR25Nで『風の積分』の真似をしてみることにした。
1日を8秒に圧縮して、5日間まわしてみよう。
さっそくZC1000を北側の窓に設置し、10分に1コマ進むようにインターバルタイマ(キヤノンEOS用をコネクタ改造したもの)を設定して、スタートさせた。
『極星』でも『グータリプトラ』でも、カメラは南西に向けていた。それは、日没を撮りたかったからだ。『風の積分』もカメラは南ないし南西を向いている。しかし、もはや太陽の動きは必要ないような気がしてきた。空でダンスする雲と、地面にへばりついて建っている家、そこにちょこまか虫のようにうごめいている人々の生活のけはいさえあればいい。太陽の運行など、よけいな要素のように思えてきたのだ。それで北を向けた。この窓は『武蔵野ブラウン運動』『スターレーンをめぐる円周軌道』のでだしの窓でもあるので、なんとなくつながる。
もひとつ。『風の積分』で気になったのは、たまにリズムが乱れるところだ。7時間半の後半はほぼリズムが安定していて、うっとりと見ていることができたので、たまにリズムが変化するとちょっと不快な気分になった。ならば、ずっと1日8秒で通してやろうではないか。そう思ったのだ。
カメラがZC1000なので絞りをオートにすることができない。ZX550を使うべきだと思うのだが、現在、早稲田大学でのワークショップで使用中だ。来年になればZX550が戻ってくるので、とりあえず5日間だけZC1000で試験運用してみよう。1日が8秒。一年365日これを続けると49分になる。ほどよい長さじゃありませんか。