湊谷夢吉2度目の再刊
湊谷夢吉さんは山田勇男さんと銀河画報社をやっていた人で、初期の山田映画には、かならず共同演出として名が入っている。個人でつくる映画は別だが、集団でつくる映画ってのはかならず共同作業になり、監督はただその作品のスポークスマンでしかないケースも多々ある。それはともかく、夢吉さんは漫画家であり、単行本3冊が出版された。それが一度別の出版社から再版され、今度また別の出版社から2度目の再版になる。HPは↓
http://www.chikuma-shuhan.co.jp/books/special/l-a/index.html
さて、ムエン通信サイトを見てくれている人は私が夢吉さんの死後、残されたカセットテープからCDをつくったのをご存知だろう。あの時は「この世に一枚だけ夢吉さんの歌のCDがあって、値段が100万円だとしたら買うか」と自問し「買う」と自答してつくりはじめたのだった。1000セットつくって、じっさいは80万円もかからなかった。いくぶんかは売り上げもあったので、実際の私の負担額は60万円ほど。
現在、もと「はちみつぱい」の渡辺勝さんを中心に、夢吉さんの歌のカヴァーCDの録音がのんびりと進行しているそうなので、そのことだけでもCDを出した意義があったと思っています。
1000セットつくったが、まだ半分ぐらい500セットは残っている。なくなる時がくるのだろうか。しかし8ミリ映写機と違って隙間があったらそこに押し込んで収納できるので、それほど邪魔ではないのが救いだ。