山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

奥田商事現像についての追記と脱線


どうでもいいことではあるが、仕上がって来たフィルムのリールを見て「!」と思った。
これはかつてスーパ-8を現像に出した時に仕上がるとついてきたリールじゃないの。なつかしー。
あと、リーダーはついてない。ホント、現像のみだ。私はもしかしたらリールもついてなくて、コア巻きの状態で現像済みフィルムが戻ってくるのかもしれないと思っていた。
かつてのスーパー8ではこの黒いリールにさらにフタがついていて、たしかコダックは黄色で、サクラはオレンジ色だったような気がする。そう、それぞれのイメージカラーってものがあったのね。フジは今もフィルムの外箱に使われている緑色。
じっさいはコダクロームでは緑色が印象的な発色だろう、フジでは赤。「印象的な発色」なんていう表現は化学調味料を使った料理に「不自然なうまみを感じる」と言うようなものかもしれない。言ってしまえば、白くヌケるべきところに緑が乗ってしまうコダクロームと、赤が異様に強く発色してバランスを崩すフジR25ということ。その点、ほとんど使ったことはなかったが、サクラの8mmフィルムはその名の通り、桜の花のあの難しい発色が得意だった。白の一歩手前の微妙なピンク色ね。しかしそれ以外はとくに取り柄はなかったような気がする。廉価版のスーパー8という認識でしたね。