山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

「真夏のキノキュッヘ」で思ったこと


たとえば今回、寺嶋真里さんが参加していたのだが「イメフォフェスで大賞をとった作家だけ集める」とかどうだろう。狭い世界なので、大賞作家の大半と面識がある。新作のない人にもなんとか新作をつくらせてずらりそろえたら壮観かも。誤解してもらいたくはないが、イメージフォーラムへのいやがらせではない。天皇について批判的に語ることさえも、天皇制を補完しているということを指摘したひとがいたが(たしか菅孝行だっけか)それと同じノリで。
添付写真はマスター佐々木さんのパフォーマンス。いつもそうなんだけれどおいしそうな匂いを充満させる。
今回苦労したのはフォーマットの多様化だ。まああらためて言うことでもないが、8mm/16mm/VHS/miniDV/DVD。それぞれに対応するように音声をミキサーに突っ込む作業が煩雑だ。さらに作家の持ち込みだが、森下明彦さんはスライド上映作品だし。でもこの多様性はおもしろさにもつながる。フォーマットの話ともつながるのだが、桜井+青木作品は、画面にブロックのノイズが出て、音声にもノイズが最後まで入っていた。これはたぶんDVCAMのフォーマットで録画してしまったものだと思慮される。両者ともふだんは業務用機材を使っているので、DVフォーマットに切り替えるのを忘れてしまったのだろう。
このように複雑さが足を引っ張る側面も生じたわけだが、いっぽうpal記録されたDVDを、なんのストレスもなく自動判別していたりもしたので、便利になった側面も当然ある。