山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

「スターレーン」ラストシーン


雨が降り始めたが、かえって好都合。建物の内部と外との絞りの差が少なくて済む。その方がいい場合とそうでもない場合とあるだろうけれど、差が少ない方がいいと考えることにした。
選んだ建物は所沢市の昔の市役所。今はシルバー人材センターや、福祉課や青色申告会が入っている。添付写真はその2階。この階から非常階段に出て、3階ぶん上がったところから先日、スターレーンのピンを撮った。今日はその撮影地点にいたるまでの見た目を撮るために来たわけだ。
建物に入る前に外の適正露出値を計測しておく。F41/2。建物内は計測するまでもなくF1.8開放(フィルムはR25N)。最後にスターレーンのピンのアップで終わりたいので、三脚の足を伸ばしたままカメラを手持ちで移動させなくてはならない。この「三脚の足さばき」がちょっと難しいところだ。しかし最後の地点で悠長に足を伸ばしているヒマはない。
シャッターボタンはレリーズ固定。こういうふうに移動する時は、レリーズじたいをカメラボディにガムテープで貼付けておいたほうが安全だが、そこまで気が回らなかった。カメラバッグにガムテープだと場所をとるので、小さい紙テープを入れておいた方がいいかもしれないと思う。思うだけでなかなか実行できないのだが。
さて撮影開始。標準レンズなので、ピントは5mにしておく。じっさいよりも早く動くように見せたいと思ったので、12コマ/秒を選択。これはフジカZC1000だけについているスピードだったかな。
添付写真の方向からスタートして、何かを探しているような感じで270度パン、そこからじょじょに非常階段の方へと進む。途中、キョロキョロするようなアクション。扉を開けるところで三脚の足がじゃまになってモタついたが、ま、気にせず上に上る。上りきるあたりで絞りをF4と1/2絞りにする。三脚の足を手早く開いてとにかくあわててスターレーンにズームアップ。アップしてからピントを無限大に合わせる。ここまででちょうど50秒。
ということで、この作品の残りはタイトルクレジット、地図にコンパスで円を描いている映像、それから写真を使ってのコマ撮り、これだけですかね。なんとか6月にラ・カメラでの上映会ができるとしたら、そこで初公開できそうだ。