山崎幹夫の各種センサー

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「スターレーン」のオチ


タイトルは『スターレーンをめぐる円周軌道』にした。周回よりも円周の方が、ほんのちょっとだけれど意味の伝わり加減がいいような感触があるので。英訳タイトルはAn Orbit around Starlanesでいいだろう。
で、オチの部分をどうするか、つらつらと考えていた。ぐるぐる回ってそれでストンと終わりにするのもテではある。しかし、それでは映画的な運動を見せびらかして終わるだけだ。そもそも、『富士山へ飛ぶ夢を見るまで』から「映画のなかで距離をどう表現するか」がテーマだったはずだ。なんとかそこに接近していくようなオチにしたい。
撮影を始める前、下調べをしていた。そもそもプロレスファン的には「スターレーン」と言えば「博多スターレーン」である。それでぐぐってみると、全国10か所ぐらいだったかのチェーンなのね。おもしろいのはなぜか具志堅用高がスターレーン友の会だったか何だったかの会長だそうで「これは下品なタイプのオチとして使える!」と思ったのだった。
いやそんなことはどうでもいい。構成を再度考えてみる。
家の北の窓からはるか遠くにスターレーンの屋上のピンの造形物が見えるということ。
伊藤高志作品(←まだタイトル調べてない)のことをちょっとナレーションでしゃべって、ピンの近くでぐるっと回って撮ったものをはさんでから、地図のアップで、コンパスで円周を描く映像につなぎ、18か所での映像へ。
遠くの地点から見えるピンを、アップから引いていく×18。
今度は写真を使って、最初は1枚2秒ずつから始まり、だんだん早くしていって最後は1枚1コマで。チカチカ映像。
この次にくるのがオチ部分になるわけだ。
となれば、やはり、どこかの建物に入り込んで、スターレーンのピンを視認するまでの映像だろうか。そうすると結末的には『富士山へ飛ぶ夢を見るまで』と同じことになるけれど、ま、そこを指摘して非難するような人はいないからいいでしょ。そうと決まれば明日の午後にはその部分を撮影してしまうかもしれない。サクサクいきましょう。