山崎幹夫の各種センサー

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ドラクエX (Wii) スクエニ専用呪文「マタメンテ」


8月2日に発売されて、初週で40万本を売り上げた。40万本というとデカい数字だけれど、その前の『IX』が200万本だったから、1/5に落ちたわけだ。やはりマニアックなイメージのあるオンラインゲームと、RPGの大衆化を担ってきたドラクエとの齟齬が売り上げにあらわれた。
しかし最大40万人が同時に遊べるオンラインゲームの誕生というわけで、当然ながら心配されるのはサーバーにかかる負荷だ。
「ひとつの部屋に1200人(のユーザー)を詰め込むという負荷テストしましたから(大丈夫)」と製作者側はどや顔で言っていたのだけれど、想定外のことが起こるのがオンラインゲームの常だそうで。
8月14日までは順調にゲームができていた。
つまずいたのは15日のメンテナンスからだった。
この日のメンテナンスで、いろいろなことを修正したのだけれど、そのうちのひとつが「ユーザー名をレオナにすると、バトル中の『レオナに怒り』と表示されるべき部分が『レ※※※怒り』と表示されてしまう」という部分だった。いくつか設定されている「NGワード」にひっかかってしまったわけだ。
それを修正した。それだけではなかったのだけれど、微笑ましいエピソードとして、この「レオナに怒り」問題は語られていた。
そこらへんからおかしくなった。
2ちゃんねるでは「レオナの呪いだ」との声も上がるほど、ゲームが動かなくなり、そのたびに緊急メンテナンスが入る、という状況が連発。
まるで空襲警報が発令されたようなものです。
画面上に「○○時から緊急メンテナンスに入ります」と表示されると、それまでの作業を終わらせたり、他人に自分のキャラを使ってもらうための登録に人が殺到したりと、あわただしくなり、そして、街には誰もキャラクターがいなくなる。
それが添付画像です。
ドラクエXのホームページにある「ライブカメラ映像」で、メンテナンス時間に入ったところ。
むこうにポツンと見えるのは、そもそもそこに配置されているキャラ。
みごとに誰もいなくなる。
「また今日もスクエニ(このゲームの発売元であるスクウェアエニックスの略)の『マタメンテ』の呪文が発動されるか」と2ちゃんねるで揶揄される事態が、いま現在の状況。