山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

エルミナージュ/闇の巫女と神々の指輪(PS2)


いまロールプレイングゲームと言えばドラクエファイナルファンタジー女神転生などのタイプが主流だけれど、これは俗に「ウィザードリィ系」と言って、それより前、つまりファミコン出現より前にあったタイプのゲームの一種だ。
いまだにこのタイプのゲームが製作され、発売されるということは、いまどきのドラクエその他にはない魅力があるということでもある。
私はじつはこのタイプのゲームは『BUSIN0』しかプレイしたことがない。しかもそれもクリアしていない。
なんで避けていたかと言えば、ストーリーがあまりないタイプのゲームだったからだ。ダンジョン(迷宮)があり、そこには怪物がうろうろしていて、それと闘ってお宝を得たり経験値を得たりしていくゲーム。
ドラクエその他と大きく異なるのは、ストーリー性が希薄である以外ににもいろいろあるけれど、ふたつ記述しておきましょう。
ひとつめ。
ゲーム内のキャラクターが、ホントに死んで、いなくなってしまうことがある。
怪物と闘って「死んだ」状態になることがあっても、ドラクエその他のゲームでは蘇生魔法とか、教会などの施設での救済で生き返ることができる。もちろんウィザードリィ系ゲームにもそれらはあるのだけれど、たまに「やっぱダメでした」ということが起こるようになっているのだ。つまり、そうなってしまうと、プレイヤーがたくさんの時間を費やして強化してきたゲーム内キャラが、消滅してしまうということになる。
それがイヤならリセットして、前にデータを記録した時点からやり直すこともできるわけで、じっさい私も何回もリセットした。でも、おそらく「このゲームはリセットしないでやる」という「縛りプレイ」をしたら、とんでもない緊張感をともなったプレイができることだろう。そしてじっさいにそうプレイしている「ウイザードリィ」ファンは多数いると思う。
ふたつめ。
パーティーが全滅した場合。そのパーティーの「死体」が迷宮内に転がっていることになる。リセットしない場合、別のパーティーが救出(死体回収?)にでかけないといけない。
これも「全滅したら救出(回収)に行く」と決めて縛りプレイしている人がいることだろう。そうなると、このゲームの場合、6人パーティーなのだけれど、つねに救出のための「第二パーティー」も作成、育成しておかねばならない。
どうスか?
きついでしょう。でもそこがこの系統の作品のおもしろさなんですよね。
いちおう、今回はラスボスまでいきました。でも育て過ぎたせいか、ラスボスは2ターンで倒してしまった。うーん、カタルシスないな。
やり込み要素もあるけれど、も、いいやという感じ。のめり込んでいく気持ちにはなれませんでしたね。