山崎幹夫の各種センサー

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自作品ヒロイン列伝その4/緒川たまきさん


『プ』を観たことのある人なら、ストーリ上のヒロインはリリコ(木村なつみ)=ウジャキ婆さん(北田フサノ)だと了解できるだろうけれど、表向きにはヒロミ(緒川たまき)がヒロインということで。
ストーリー的には「若くてきれいだけど、まー、それだけ」という役柄なので「こういう人でなくてはならない」というこだわりはなかった。
いろいろ調べてみたり、じっさいに打診してみたり、アドヴァイスをいただいたりしたのだけれど「これだっ」という人が見つからない。そこでキャスティングコーディネーターということを職業としている人に依頼したのだった。「若くてきれいというだけで他は注文はない。だからできるだけ手あかの付いていない売り出し中の人をよろしく」と。
そうして10人弱ぐらいの人と面接した。
決めるのはたいへんにラクだった。緒川たまきさんがダントツにユニークな個性を発揮していたので。

今回画像を選択するのに当たって「あれにしよう」と思っていたカットがあった。撮ったけれど、じっさいには映画で使っていないカットで、いいのがあったのだった。
しかーし、残念ながら見つかりませんでした。NGカットだから元フィルムも処分しているだろうし、ワーク用のテレシネテープは私の手元にはなかった。ああ、残念、いい表情のショットだったのにな。森崎偏陸さんが持ってなかったら、この世からは消滅したことになるかも。
ということで、宣伝材料写真からの画像で。