2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ラ・カメラ上映に来場のみなさま、ありがとうございます。あきれた人もいるかもしれませんが、いく人かからは「次の作品も見たい」とのお言葉をいただき『夜のてのひらの森』に続く作品もつくろうという気になりました。 本日はそのための小道具、おもちゃの…
その1その2と書いてくると、まるで関根博之=廃墟のように決めつけているように思われるかもしれない。ここで大きな声で「それだけじゃないぜよ」と言っておきたい。 たとえば『Tokyo Sanpo Vol.2』や『Tokyo Sanpo Vol.3』あるいは『渋谷仙人』のような作品…
多くの廃墟DVD映像が「つまらない」のは、その凡庸なカメラワークにも一因がある。 ではどんなカメラワークがいいのか、そのみごとな回答が関根博之作品にある。ただし、簡単にマネできるものではないのだけれど。 関根博之の廃墟映画は、まるで廃墟全体が水…
ラ・カメラの上映会に来たことのある人はご存知でしょうけれど、当日に簡単なパンフめいたものをつくって配っています。 たいていは山田、山崎、そしてラ・カメラの大宅さんの文章と島本慶さんの4コマ漫画で構成されているんだけれど、今回は1枚紙を増やして…
関根博之といえばやはり廃墟をじっくりと撮影した数々の8ミリ映画であり、そのなかでも最高の到達点に達しているのは『六本木の廃墟』だろう。つまり、廃墟映画の最高峰は関根博之『六本木の廃墟』で決まり。 俺じしんが廃墟好きだから、自作品にもよく廃墟…
かなーり昔から言われていることだけれど、ビデオ作品の光よりも、フィルム作品の光の方が気持ちいいのはなぜだろう。 ビデオ作品を見るモニター、ディスプレイ、ビデオプロジェクターにせよ、フィルム作品を映写機の光で見るにせよ、どちらも人工の光である…
詩というものを解説しようとすると、まるで健康食品の効能を説いているかのような気になってくる。理路整然とは対極にあるシロモノなのかもしれない。 ところで石井秀人の『小さな舟』は、もっぱら老人と老婆の顔を正面からとらえた写真を、さらに8ミリカメ…