山崎幹夫の各種センサー

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パズル「箱入り娘」58手68手72手75手79手138手問題の解法例

スライディングパズルで「箱入り娘」と呼ばれているものがあります。私が勤務する児童クラブで現在子どもたちに提供しているものはこの3つ。

見たことありますか?

パズルのピースにはこのように将棋を模したもの(左)や、チェスを模したもの(右)がありますが、真ん中のような「娘」を家族や習い事などの「邪魔もの」をかいくぐって外に出すということで「箱入り娘」と呼ばれているのです。

世界的にもさまざまなタイプがあって、中国では「華容道」と呼ばれていたり、あるいは「ロイヤル・アウト・ゲーム」と呼ばれているようです。

ゲームの最初にこのコマをどのように並べるかによって難易度がさまざまに変化します。真ん中と右は「花菱工業」という会社から発売されたものですが、その箱に下のような5つの問題がプリントされています。

児童クラブでは、この5つのパターンをレベル1からレベル5と称して出題しています。じつは「チャレンジ2」が最も簡単です。小学校1年生でも比較的短時間に解くことができます。「チャレンジ5」は結構難易度が高く、根気強く取り組まないと解けません。

さて「チャレンジ5」を解いた子どもたちから「もっと難しいのはないの?」と聞かれ、ネットで調べてみると、こんなものが見つかりました。

パズルのコマには三国志の武将名が書かれています。この左上の81手問題は「チャレンジ5」と同じです。

そこで私は34手問題を「レベル2.1」58手問題を「レベル4.8」68手問題を「レベル6」72手問題を「レベル7」75手問題を「レベル8」79手問題を「レベル9」138手問題を「レベル10」ということにして子どもたちに出題することにしました。

YouTubeの動画などでは81手問題の解法はアップされています。34手問題は簡単なので解法は必要ないでしょう。最も難易度の高い138手問題は、よく検索で探してみると解法を見つけることができます。しかしそのほかの問題の解法は見つかりません。まあ、自分で苦労して解けばいいんですけど。

児童クラブでは解くことに苦労してる子どもにヒントを出してあげています。そのために解法の手順を大雑把に書いたものを作成しました。

解法が見つからずに苦労している人や、児童クラブなどで導入を考えている支援員の方に役に立つかもしれないと思うので、手書きでちょいと恥ずかしいのですが、簡略化した解法チャートを公開しようと思います。

まずは58手問題から。

次は68手問題。

次は72手問題。

次は75手問題。

次は79手問題。

次は138手問題。

これらが唯一の解法というわけでなく、細かい部分ではもっと違った動かし方もあるかと思いますが、あくまで参考までということで。

ところで、最初の画像の真ん中の「箱入り娘」について、小3の女の子が「どういう意味なの?」と聞くので「えーと、昔は女の人ってのはさまざまなルールがありまして」と説明を始めると「あ、わかった。要するに引きこもりの女の子を外に出してあげるゲームなのね」と言うので「うん、そうね、いいね、そういうことにしよう」と言ったことがありました。

本来の私のブログからは外れた内容ですが、公開すれば役に立つこともあるかもしれないと思い、記事投稿します。なのでカテゴリは付けません。