山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

フジフィルムの看板を背負うマドゥーリ


パキスタンの業者に注文したDVDが届いた。梱包を開けてみると、カラーコピー以下の画質、デジカメで撮ったものをプリンターで印刷したようなパッケージのDVDケースが出てきたので「やはりコピー商品だったか。となるとDVDも製品としてプレスしたものではなく、パソコンなどで焼いたような賞味期限のあるものか」とがっかりしたのだが、よく見るとホンモノの製品だった。あははは。プリントとかパッケージの粗悪さはあいかわらずなのね。
画質は良好。というよりも以前はオリジナルのVHSビデオをNTSCにダビングし、さらにダビングのさいにタイトラーを通しているので劣化し、さらに最悪なことには、2時間半ぐらいある映画ばかりなので、3倍モードで録画されていたのだった。なかには現地でのテレビ放送を、テレビの画面をビデオカメラで撮って、それを貸し出すというようなものもあった。なので、それに比べれば画質はとてもよかった、ということ。
しかし米ドルで10ドルで買えてしまうわけだから、ロードショーを見にいくよりも安いわけだ。もちろん劇場で35mmで見るのがベストなんだけれど、この値段なら内容や評判をファンサイトでチェックして、DVDで買ってしまうというのもテだろう。持っていなくてもいいものなら、ヤフオクで売ってしまえばいいし。
試しにminiDVにダビングしてみたら、できました。なんとっ、コーピー防止の設定にしてないのですね。いいのか?
そうしてキャプチャーした『RAJA』の1カット。10年前のヒンドゥー語インド映画のトップ女優、マドゥーリ・ディクジットがたたずむうしろにデーンとフジフィルムの看板がある。あきらかにタイアップってやつだけれど、フジフィルムさん、インド映画が映画の女神さまの庇護のもとにあるように、8ミリにも小さな女神さまがいたでしょう。それを思い出してくれませんかねぇ。