山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

OZアカデミー8.16 アジャvs奥田


キャリア1年の仙女の新人、奥田を相手にしたご存知、アジャ・コング
アジャにとっては勝ってあたりまえだから何のメリットもない試合。ま、OZアカから仙女へのエールだろう。
メリットがないどころか、新人選手のいいところを引き出せなかったら、それはアジャの責任ってことになる。
責任重大。
しかし結果オーライ。
添付画像の、コレですよコレ。打たれても打たれても、歯をくいしばり、相手を見返すこの目。新人はこうでなくちゃ。新人でしかできない輝きです。
ところでこの日は、プラム麻里子が亡くなった1997年8月16日の、まさにぴったり10年なのね。
「たまたま後楽園ホールが空いていたからさぁ、とっさに入れちゃった」と主宰の尾崎魔弓は言う。たまたま、とっさに、そんなわけないだろう、と思いつつ、しかし尾崎の情の深さを感じて心の奥底がゆらゆらしたりもする。
私は、プラムの死の10日ぐらい前、埼玉県狭山市の、パチンコ屋の駐車場で開催された興行を見に行っている。このとき、キューティー鈴木がコーナーポストから真っ逆さまに落下して脳しんとう状態になるという出来事があった。このころ、JWPという団体はゴタゴタしていて、選手には精神的肉体的な疲労が蓄積していたのだろう。
プラムの死によって、プロレスはやはり命がけの仕事であることが証明されてしまった。そして、感情をたかぶらせ、そのことを伝えることで成り立っていた女子プロレスは、男子プロレス以上に生命の危険スレスレまでの領域に入っていたことがわかってしまったのだった。