山崎幹夫の各種センサー

8mmfilmの情報を提供&映像制作ノートとして始まったが、8mmfilmの死去で路上観察ブログになり、現在はイベント告知のみ

『路地』新作の編集と音合わせ

青果店裏の路地』『一夫多妻男の路地』の編集をする。すでに脳内ノンリニア編集が済んでいるので、それぞれ30分ぐらいでつなげ終わる。
次は音合わせ。どちらもサイレント仕上げなので、音は既成の音楽をCDやMDで別出しすることになる。
まずは『青果店裏の路地』。これは『ロートレックの路地』『表面科学の路地』と同じエジプト歌謡の大御所であるワルダを使おうと思っていた。それで試みにひとつの曲を再生しながら、つなぎ終わったばかりのフィルムを映写してみると、ぴったり合ったのでこれでOK。映写機にかけたのは、ラッシュで1回、つなぎ終えてのこの1回で総計2回だけで、上映することができた。これは最小回数の限界だろう。
次に『一夫多妻男の路地』。これはちょっとおおげさな曲調も混ざるワルダは似合わないと思った。やはり一夫多妻男だから、ムード歌謡が似合うのではないか。そう思って、前にも書いたけれど、数枚所有しているトルコ歌謡(アラベスク)を聴いてみる。そのなかでも、もっとも日本のムード歌謡っぽい歌手を選ぶ。そして秒数を合わせて再編集。増やすことはできないから、削る秒数を割り出して、シングル8の箱の一辺が18コマ/秒の場合は1秒であるということを利用して適切なだけ切り取る。これで、途中何回か入る暗転に曲のエンド部分を合わせることが(たぶん)できるだろう。